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関西国際空港が航空貨物荷捌業務にパワードウェアを導入!

 

関西エアポート株式会社は 2019 年9月24日(火)より、関西国際空港国際貨物地区において、ATOUN社のパワードウェア「ATOUN MODEL Y」を導入すると発表しました。

このパワードウェアは、需要拡大による業務量拡大を背景に、関西エアポートグループの空港グランドサービスを担うCKTS社が空港上屋内における航空貨物荷捌業務にて採用し、オリックス・レンテック社が提供するロボットレンタルサービス「RoboRen」からレンタル導入されます。

関西エアポート社はパワードウェアの本導入に先立ち、2019年6月から7月にかけて実証実験を行いました。その結果、荷捌作業における作業員の腰への負担が軽減するなど一定の効果が得られた為、空港現場業務における働き方改革や業務効率化に繋がるとしています。

 

【出展元】
関西国際空港 航空貨物荷捌業務にパワードウェアを導入

 

 

 

パワードウェア「ATOUN MODEL Y」(AWN-12)



ATOUN社はパナソニックの社内ベンチャー制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」で2003年6月に設立されたベンチャー(旧社名:アクティブリンク)でパナソニックと三井物産が出資しています。「あうん」の呼吸で動くロボットにより、年齢や性別に左右されずに働ける「パワーバリアレス社会」を創ることを経営理念としています。

パワードウェア『ATOUN MODEL Y』は、腰の動きをセンサーがとらえ、パワフルなモーターの力で重量物をもったときにかかる腰部への負担を軽減する着るロボットです。

 
品番 AWN-12
本体寸法 幅 48.4 ✕ 奥行 28 ✕ 高さ 81cm
収納寸法 幅 48.4 ✕ 奥行 23 ✕ 高さ 67.5cm
重量 4.5kg(バッテリー含む)
アシスト力 最大10kgf
モーター AWN-12用モーター(2基装備)
稼働時間 約4時間(メーカー想定作業に依る)
動作環境 0〜40℃
想定装着者 身長150〜190cm
 

 

 

 

ATOUN MODEL Yは体幹の動きを角度センサで検出し、着用者の動作意図を推定、それに合わせて腰部のモーターを回転させることで作業時の腰部への負担を軽減します。特に全体的な疲労度を減らすことを考えており、疲れにくい大腿部に腰への負担を逃すという考え方でデザインされています。

 

 

 

 

 



ATOUNパワーアシストスーツは既に羽田空港と成田空港にそれぞれ10台ずつ、合計20台導入済みで、ソーディング場でのベルトコンベアからコンテナへの積み込み作業や、貨物倉庫内での貨物取り扱いに活用されています。「ATOUN MODEL Y」の価格は60万円-70万円(税別)~。月額数万円でレンタルも行われています。

いままでSF世界のアイテムと思っていたパワーアシストスーツがいよいよ現場に入り始めました。次は一般的な物流や介護現場への導入が期待されます。数年後にはアシストスーツを着用した作業員を各所で見返る様になるかもしれませんね。

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