南海電鉄は2020年3月23日付けのニュースリリースで、スマートフォン向け「南海アプリ」に生活サポート機能を新たに追加し、「お客さまの困りごとの解決」と「お客さまと当社での『くらしたいまち』の共創」の一助とするため、「トイレ空き状況確認」機能、「席ゆずりあいアシスト」機能を新たに追加すると発表しました。 また、難波駅などで接続している阪神と近鉄が、提供している「阪神アプリ」「近鉄アプリ」と列車走行位置の相互連携を開始します。
【出展元】→南海アプリに生活サポート機能を新たに追加します!
トイレ空き状況確機能
1.開 始 日 2020年3月24日(火)
※すでに「南海アプリ」をダウンロードしている場合は、アプリをアッ プデートすることで利用可能
2.目 的
同社で最も乗降人数が多い難波駅は、ピーク時間帯に個室トイレが混雑する状況であるため、難波駅と、同駅と直結する商業施設「なんばCITY」の個室トイレ空き状況を一括で確認できる機能を作り、混雑の平準化を目指した
3.機 能
難波駅となんばCITYの一部の個室トイレの空き状況が確認できる
【対 象】
難 波 駅:駅構内すべて 4カ所
なんばCITY:本館1階 2カ所、本館地下1階 2カ所、 本館地下2階 2カ所
※難波駅3階高野線側のトイレは、改装工事中のため、工事が終了次第、空き情報の公開を開始
4.使用方法
①南海アプリのトップの機能一覧から「トイレ空き状況確認」を選択 または列車走行位置画面から難波駅を選択し「トイレ空き状況確認」を選択
②難波駅となんばCITYの個室トイレの空き状況が表示される
③「MAP」を選択すると各トイレの位置図が表示される
株式会社バカンが開発したThrone(スローン)を採用
システムの開発元は株式会社バカン。トイレ混雑の悩みを解決するソリューション、Throneは、小さなセンサーをトイレのドア等に貼ることで、現在の空き状況をPCやスマホから確認できるようにし、「行ってみたけどだめだった」を無くすIoTサービスです。
トイレの個室ドアに、手のひらサイズのセンサーを設置する事で空き状況をモニタリングします。センサーは目立たないデザインで両面テープでも設置可能。大がかりな工事は必要なく原状回復もできるため、テナント企業でも利用可能です。
【出展元】→Throne(スローン)
席ゆずりあいアシスト機能
電車内で座席を必要とされているお客さまと、席をゆずってもよいと考えている利用者とのコミュニケーションを手助けし、やさしい車内環境づくりを目指す機能です。
高齢者や体が不自由な人など優先座席の対象者のみが「席を譲ってほしい」との通知を発信できます。位置情報とBluetooth機能をオンにし、アプリの「ゆずってください」ボタンをタップすると、周囲のユーザーに通知が発信されます。席を譲る側の人は、通知を受け取り「ゆずります!」ボタンをタップすると、相手に回答が返信され互いのスマホに「ゆずりあい画面」が表示されます。両者は画面を目印に相手を探します。「席ゆずりあいアシスト」機能は、4月下旬に追加される予定です。本機能は、アプリ内でマッチングを成立させるものではなく、周囲に「ゆずってほしい」「ゆずりたい」という意思のある人がいることを知らせるも のであり、席の「ゆずりあい」は、最後に利用者同士でコミュニケーシ ョンを取ることによって成立します。