最大護衛艦「かが」が大阪に初寄港!
海上自衛隊最大の最大のヘリ搭載型護衛艦「かが」(DDH-184)が2018年5月20日(日)大阪港天保山岸壁で一般公開されました。護衛艦「かが」は、2017年3月に就役した「いずも型」護衛艦の2番艦で、全長248m、幅38m、基準排水量:19,500トン。ヘリコプターの発着スポット5ヶ所を備える広い甲板をもった空母の様な外観が特徴の護衛艦です。僕は今ままで護衛艦の一般公開や航空ショーなど、自衛隊の公開イベントに行った事が無かったのですが、今回は貴重な機会だと思ったので早起きして行ってきました。

護衛艦加賀の一般公開レポート、1回目は外観編です。「かが」はヘリ空母型の護衛艦で、その外観からは余計な所を全て切り落とした「機能美」の様なモノを感じます。機能性を極限まで追求すると、シンプルになって行くんですね。

岸壁から見上げた環境付近の様子です。「くろがねの城」といった表現を良く耳にしますが、「かが」を見ると、その言葉が思わず口に出てしまいました。

最後尾の様子です。あくまでシンプルなデザインですね。ファランクス(CIWS)と、SeaRAMが左右に配置されています。

護衛艦かが の一般公開は長蛇の列!
今回の一般公開は、利便性の高い天保山岸壁である事や、日本最大のヘリ空母型護衛艦の話題性、内部を見学出来る貴重性から大混雑を予想していました。僕は息子を連れて公開時間30分前の8時30分頃に現地に到着しましたが、既に長蛇の列が出来ており、最後尾はホテルシーガル天保山の手間位まで伸びていました。そこから1時間30分後に乗船する事ができましたが、その後も待機列は伸び続け、お昼ごろには地下鉄大阪港駅を突破するまで伸びたそうです。
甲板に上がる為にフル稼働していた、後部エレベーターの様子です。館内に入った人は、このエレベーターでドンドン甲板に輸送されて行きます。

「かが」の後部の様子です。

撮影ポイントを変えて、今度は天保山大観覧車から見た様子です。

SH-60J 型ヘリコプターの姿が見えます。自衛官の方が息子に「ゴジラとかの怪獣映画でヤラれる奴だよ!」と説明され思わず苦笑い。

さらに観覧車が上昇し甲板を真上から見下ろす事が出来ました。写真中央付近の黒い穴は前方エレベーターです。見学者はこのエレベーターで艦内に戻ります。

艦橋付近の様子です。レーダーを多数装備し、あくまでシンプルな外観、実装されている兵器類はコンピュータ制御で、標的を自動追尾し攻撃する事が出来ます。昔の戦艦や空母のアナログなイメージとはかけ離れた、巨大な戦闘マシーンだと感じました。

最大護衛艦「かが」。今回の見学では貴重な体験をさせてもらいました。災害発生時の司令塔の役割を担っている「かが」は5機のヘリコプターを使って大量の物資を一度に届ける事が出来ます。
次回は、かがの艦内や飛行甲板の様子をご紹介したいと思います。
to be continued…


