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無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」が2020年3月23日にJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」に開業!



JR東日本スタートアップ株式会社と、サインポスト株式会社の合弁会社で無人AI決済店舗の開発を進める、株式会社TOUCH TO GO(以下TTG)は、2020年3月23日(月)に JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に、無人AI決済店舗の第1号店となる「TOUCH TO GO」を開業すると発表ました。

TOUCH TO GO は、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラなどの情報から入店した来店者と手に取った商品をリアルタイムに認識し、決済エリアに来店者が立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示。利用者が商品を持ち、出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いを完了することで買い物ができます。決済方法は交通系ICで、クレジットカード・その他電子マネー等にも順次対応する予定です。

【出展元】
高輪ゲートウェイ駅 無人 AI 決済店舗「TOUCH TO GO」がサービス開始

 

 

 



【無人 AI 決済店舗「TOUCH TO GO」の概要】
開 業:2020年3月23日(月)
営業時間:6:00~24:00
場 所:高輪ゲートウェイ駅 2階 改札内
店舗面積:約 60 平方メートル
取扱商品:弁当、総菜、菓子、飲料等 約 600 種類
決済方法:交通系 IC ※今後、クレジットカード・その他電子マネーなどにも順次対応予定

 

 

 



◆利用の流れ
1)利用者が入店
2)利用者をカメラが認識して追跡
3)利用者が商品を手に取ったら認識、追随
4)利用者が決済ゾーンに立ったら、手に取った商品の代金を決済
5)利用者は決済が終わらないとゲートが開かず退店できない


◆サービス特性
1 商品スキャンが不要
2 対面無人で商品の識別と決済が可能
3 お客さま対応は遠隔コールセンターにて一括対応
4 既存設備に変更なしで導入可能

 

 


AIカメラが利用者が手に取った商品を認識します。

 

 

 


決済エリアに行くと購入希望商品が画面に表示され、交通系ICカード等で決済して退店。買い物完了です。

 

 

 

 

 

 

無人店舗ではなく、無人AI「決済」店舗で効率化を目指す



この無人決済店舗は、急ぎの時でも会計を待たなくて済むので、利用客の多い駅で実用化すれば混雑の解消が見込めそうです。無人レジ化を実現することにより人件費が削減出来る他、レジ待ちによる機会損失の解消につながり、在庫回転率の向上により収益性の改善が期待されます。さらに、無人レジ化は人材不足の解消にもつながる為、レジスタッフの人材不足への対応対応策としても有効です。

 

 

 

数名分の人件費相当で利用可能なサブスクリプション・サービスを展開

今後は無人AI決済システムを人材不足に悩む、小売り店や飲食店向けの省人化ソリューションとして提供し、今後、数人程度の人件費相当で利用可能な月額サブスクリプションのサービスとして、このソリューションを展開していく計画です。

コンビニなどの無人店舗は、米国のamazonGOや中国が数年前から実用化段階に入り先行していますが、AIカメラの精度や、そもそも小売のノウハウが無い企業の参入が相次いだ為に肝心の品揃えが悪いなど、爆発的な普及には至っていません。

今回の「TOUCH TO GO」は、決済部分の無人化に的を絞り、数名分の人件費相当の月額負担でペイ出来るビジネスモデルを目指しており、少子高齢化や働き方改革などによる人手不足の状況を合わせて考えると、かなり現実的な印象を受けました。今後の動向が気になる計画だと思いました。

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