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ロンドン北部にある小都市、ミルトンケインズは、市の中央駅と繁華街を結ぶ交通手段として、ポッド型自動運転車ULTra Pod(Urban Light Transit Personal Electric Transportation Pods)100台を導入すると発表しました。このSF映画に出てきそうな小さな自動運転車は2名の乗員にに加え、ショッピングバッグやベビーカーなどを運ぶ事が出来ます。ULTraはスマートフォンのアプリから呼び出すことができ、専用レーンを時速約20kmで移動します。
こちらはポッド型自動運転車ULTra Podの整備イメージです。ニュートラムの軌道を簡素化したような専用軌道を2〜4人乗りのポッドが全自動で走行するシステムで、乗車ポイントで目的地を入力すると自動的に指定したステーションに向けて走行してくれます。水平型エレベータといった感じでしょうか?
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ポッド型自動運転車ULTra Podは絵空事ではなく、既に2011年からロンドンのヒースロー空港で使用されており4kmの専用レーンを21台のULTra Podが走行しています。
ヒースロー空港を走行するULTra Podの様子です。中々サイバーな感じです。
ポッド型電気自動車ULTra Pod。最高速度が20kmと非常に遅く、2〜4名乗車の機体はキャパが小さすぎる気がしますが、ニュートラムとエレベータとタクシーを合わせた様な機体がスマホのアプリで呼び出せて、目的地まで自動運転してくれるという、従来の交通機関の常識を破る新しい乗り物である事は間違いありません。日本国内ではまだ実用化などの話は聞いた事がありませんが、海外で成功事例が出てくれば、国内でも導入を検討する街や施設が現れそうですね。