AECOMとTEA(米国テーマエンターテイメント協会)は、世界中のテーマパークやアトラクションを網羅した2023年の入場者数レポート「テーマインデックス」を発表し、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が世界3位、アジア1位になった事が明らかになりました!
この業界レポートは、世界のテーマパークの入場者数に関する包括的なガイドを提供し、入場者数の変化を前年比で推定したものです。ディズニーをはじめとするほとんどの大規模テーマパークは公式な入場者数を発表していないため、本レポートは世界のテーマパーク入場者数の唯一の推定値として発表されてるものです。テーマパークの入場者数、世界1位は米フロリダ州にあるウォルト・ディズニーのマジックキングダム(1772万人)で11年連続の首位をキープ。・2位はカリフォルニア州にあるディズニーランド(1725万人)、USJは1600万人で3位でした。
USJは「スーパー・ニンテンドー・ワールド」や「名探偵コナン」をテーマにしたアトラクションが人気を呼び、為替の円安傾向も追い風になりアジアや欧米など幅広く訪日客を集めました。「大阪」のローカル施設から、「全国」、さらに「全世界」から集客するエンターテイメント施設に成長、大阪の観光を根本的に変える役割を果たしています。
一方、東京ディズニーリゾート(TDR)は、東京ディズニーランド(TDL)が1510万人で4位、東京ディズニーシー(TDS)が1240万人で7位、2つのパークの合計は2750万人なり、依然として圧倒的な集客を誇ります。また、6月にTDSの新エリア「ファンタジースプリングス」が開業し、TDR全体の受け入れ余地が増加しました。現在、TDRは、園者の体験価値向上を掲げ、入園者数を抑える方針をとっていますが、パークが広がったっ事で、再び3000万人/年に到達する可能性があります。
USJの来場者数が1600万人を超え、世界3位になった事は凄い事です。一方、TDRがまだ年間パスを復活させていない一方で、USJは年間パスを提供しており、チケットの制限がほとんどないため、混雑が増しています。USJは2024年内に新エリア「ドンキーコング・カントリー」をオープンさせ、日本のコンテンツ人気を追い風に攻勢をかける予定です。
今後の課題としては、継続的な成長と慢性的な混雑を緩和して体験価値を高めるためにも、パーク面積の拡大が必要となります。パーク拡張は10年スパンの長期計画となるので、USJには先を見据えた投資を行って欲しいと思いました。
パーク名 | 増加率 | 2023年 | 2022年 | |
1 | ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート マジック・キングダム (米国、フロリダ州) |
3.40% | 17,720 | 17,133 |
2 | ディズニーランド(米国、カリフォルニア州) | 2.20% | 17,250 | 16,881 |
3 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(日本、大阪) | 29.60% | 16,000 | 12,350 |
4 | 東京ディズニーランド(日本、東京) | 25.80% | 15,100 | 12,000 |
5 | 上海ディズニーランド(中国、上海) | 164.20% | 14,000 | 5,300 |
6 | 長隆海洋王国(中国・珠海) | 184.50% | 12,520 | 4,400 |
7 | 東京ディズニーシー(日本、東京) | 22.80% | 12,400 | 10,100 |
8 | ウォルト・ディズニー・ワールド エプコット (米国、フロリダ州) |
19.80% | 11,980 | 10,000 |
9 | ディズニーランド・パーク・アット・ディズニーランド・パリ (フランス、マルヌ・ラ・バレ) |
4.70% | 10,400 | 9,930 |
10 | ディズニー・ハリウッド・スタジオ ウォルト・ディズニー・ワールド (米国、フロリダ州) |
-5.50% | 10,300 | 10,900 |
11 | ユニバーサル・アイランズ・オブ・アドベンチャー (米国、フロリダ州) |
-9.30% | 10,000 | 11,025 |
11 | ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク (米国、カリフォルニア州) |
11.10% | 10,000 | 9,000 |
ディズニーパーク
- マジックキングダム、ウォルトディズニーワールド、フロリダ州 – 1,772万人(3.4%増)
- ディズニーランド パーク、カリフォルニア州アナハイム – 1,725 万人 (2.2% 増)
- 東京ディズニーランド、東京、日本 – 1,510万人(25.8%増)
- 上海ディズニーランド、中国、上海 – 1,400万人(164.2%増)
- 東京ディズニーシー、東京、日本 – 1,240万人(22.8%増)
- エプコット、ウォルトディズニーワールド、フロリダ州 – 1,198万人(19.8%増)
- ディズニーランド パリ、フランス – 1,040万人(4.7%増)
- ディズニー・ハリウッド・スタジオ、ウォルト・ディズニー・ワールド、フロリダ州 – 1,030万人(5.5%減)
- ディズニー カリフォルニア アドベンチャー、カリフォルニア州アナハイム – 1,000 万人 (11.1% 増)
- ディズニー・アニマルキングダム、ウォルト・ディズニー・ワールド、フロリダ州 – 877万人(2.8%減)
- 香港ディズニーランド、香港特別行政区 – 640万人(88.2%増)
- ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク、ディズニーランド・パリ、フランス – 570万人(6.7%増)
ユニバーサルパーク
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、大阪、日本 – 1,600万人(29.6%増)
- ユニバーサル・アイランズ・オブ・アドベンチャー、フロリダ州オーランド – 1,000万人(9.3%減)
- ユニバーサル・スタジオ・フロリダ、フロリダ州オーランド – 975万人(9.3%減少)
- ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、カリフォルニア州ユニバーサルシティ – 966万人(15.0%増)
- ユニバーサル・スタジオ・北京、中国北京 – 900万人(109.3%増)
シーワールドパーク
- シーワールドオーランド、フロリダ州 – 434万人(2.5%減少)
東京ディズニーとシーで、これだけ集客できるってすごいですね。
首都圏のチカラ恐るべしですよ。
それより万博が心配ですよ。ネガキャンが酷すぎるのとイベントがちょっとイマイチなんですよね…。
USJも第2パークを作ったうえで、ディズニーでいうミラコスタやファンタジースプリングスホテルを超えるような著高級ホテルもセットで作ってほしいです。
オフィシャルホテルに高級なものがなく、デートや記念日使用できないのでつらいです。
国内メディアはまちがいなく合算してディズニーのほうが上だと報道してくるでしょうけど、
ランドとシーは同一人物が回遊することも多いですから、もしもランドとシーが一つの入場ゲートだったら、TDRとしての入場者数はランドとシーの合算よりグンと少なくなるはずです。
同様に…
新宿駅、池袋駅、渋谷駅の乗車人員は、直通運転の単なる通過客を除いた実数はいくらですか?
伊勢丹新宿(三越日本橋店の外商も含む)の売上のうち、伊勢丹新宿単体ではいくらですか?
東京は大阪に負けることを厭わずにとにかく正確な統計を出して真正面から戦ってほしいものです。
正確な数字を真正面から見つめて正々堂々切磋琢磨することが東京自身の発展にもつながると思いますよ。
>東京とはそのような土地のようです
それは江戸時代から続く伝統ですから。
このランキングも国内向けにはランドとシーを足して堂々一位と言うのかな?
でもね、それを言うと米国にあるディズニー系は合算していないのだからおかしいよね。
ああ、百貨店の売り上げもそういう操作をしちゃってる? 負けん気強いねぇ。
でもね、国内相手なら良いですが他国の五輪の悪口ばかり書きたてるのは止めて戴きたい。醜いです。
大阪のUSJがテーマパークの入場者数で世界三位になった、と言えば東の方々は東京はディズニーランドとディズニーシーの合計で世界一だと言うのでしょう。
それはまるで警視庁が「ひったくり」と「かっぱらい」を分けてカウントし、それを合計でひったくりとしてカウントしていた大阪はひったくり日本一との有り難くない称号を押し付けられたのと同じようです。
そういえば南海トラフ地震なんちゃらかんちゃらという警報らしきものが出ていましたが、何でも南海トラフ地震の発生確率の出し方は他の地震の発生確率とは違うのだそうで。
テーマパークの入場者数で屁理屈を捏ねるのは「しゃあないなぁ」と失笑するぐらいで済ます事も出来ますが、社会生活に直結する犯罪統計や地震発生確率で恣意的に数字をいじる、あるいは基準を変えてしまうのは笑って済む話ではない。
なお犯罪統計で恣意的に数字をいじり誤魔化したのは東京警視庁、南海トラフ地震の発生確率で他の地震と違う基準を使ったのも東京の組織。
東京とはそのような土地のようです。