アクアイグニス仙台は、「食」をテーマにした複合温泉リゾートを運営するアクアイグニス社と深松組のコラボレーション事業で、仙台市若林区の藤塚地区に建設を予定している「食」をテーマにした複合温泉リゾート施設です。
アクアイグニスは「湯/食/住」をテーマに、2012年三重県にオープンした「癒し」と「食」の総合リゾートで、世界的に著名なシェフ・パティシエのプロデュースによる食の提供、ひと味違った空間づくりが話題となり、日本各地から年間100万人の来場者が訪れる人気リゾートで、東日本は初進出となります。深松組は2020年4月に造成工事の起工式を実施しています。
【出展元】
→仙台 reborn 株式会社に対するシンジケート・ローンの組成について
『アクアイグニス仙台』は、「治する」「食する」「育む」をコンセプトに、藤塚の文化・自然を五感で味わいつくす、ネイチャーゾーンの中核施設”をキーワードに約3.2haの敷地に天然温泉や農園レストラン、スイーツカフェなどを配置します。創造的復興のシンボル施設として、2022年4月のオープンを目指す計画です。
計画では、敷地面積3万2500平㎡に、建物6棟と農業ハウス3棟が整備されます。
メインの温泉棟はRC造2階建て延べ約3000㎡で、温泉棟は海に面し、浴室から海岸や干潟が見られます。高さは15mあり、津波発生時は2000人の避難場所になります。
その他、産直レストランが入るマルシェやスイーツ、ベーカリー、イタリアンレストランなどの各棟からなり、総延べ床面積は約7850㎡となります。
設計はARTSとBAU建築設計室、深松組の3者が担当。施工は温浴棟本体が深松組、温浴棟以外の本体は阿部和工務店・中城建設JV、電気設備はユアテック、機械設備は興盛工業所がそれぞれ担います。運営は深松組などが設立した仙台rebornが実施します。
辻口博啓氏・奥田政行氏・笠原将弘氏が、提供メニューなどを監修
アクアイグニス仙台ではパティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行氏、東京の人気和食店「賛否両論」店主の笠原将弘氏が、提供メニューなどを監修します。
【パティスリー】コンフィチュール アッシュ(仮称)
世界大会で数々の優勝経験を持つ有名パティシエ、辻口博啓シェフ監修のパティスリー『コンフィチュール アッシュ』では、アクアイグニス敷地内で育てたイチゴなどを使用し、どこより素材に近い場所でお菓子作り・究極の地産地消を実現。オープンキッチンの広い店内は、カフェも併設し、季節にあわせた地元の食材を使ったケーキや焼き菓子などが並び、テイクアウトもイートインも可能。また、辻口シェフが創作するショコラ店「ショコラ ドゥ アッシュ」も出店予定となっています
【ベーカリー】マリアージュ ドゥ ファリーヌ(仮称)
辻口博啓シェフ監修のベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」の新店。厳選した国産小麦を使用し、こだわりの詰まったパンを提供。店内には、食事を楽しめるイートンスペースやテイクアウトなどを用意する予定です。
【イタリアン】 サーラビアンキ・アル・ケッチァーノ(仮称)
世界の料理人1000人にも選ばれ、ローマ法王に料理を提供したこともあり海外でも評価の高い山形の奥田政行シェフが手がける地元食材を使ったコース料理を提供するイタリアンレストラン「サーラビアンキ・アル・ケッチァーノ」。食材そのものの味を最大限に活かす低温調理などの最新の技術を駆使。
【和食】 笠庵 賛否両論(仮称)
もっとも予約の取りにくい店のひとつとして知られる恵比寿の「賛否両論」で有名な笠原将弘氏監修の和食店。「笠庵 賛否両論」は、“もっと身近に感じ、楽しんで欲しい“という想いのもと誕生した和食処。地元の食材をふんだんに使ったオリジナルの料理を提供します。