ＪＲ東海、ジェイアール東海不動産、ジェイアール東海ホテルズの３社は、2024年4月24日付けのニュースリリースで、奈良県が公募型プロポーザル方式で募集していた「奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業」の優先交渉権者に選定されたと発表しました！今後は、奈良県と基本協定を結び売買契約を実施し、今夏にも引き渡し、県は売却から8年以内の開業を条件としています。
【出典元】
→奈良県が公募した「奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業」プロポーザル ＪＲ東海グループが優先交渉権者に選定されました
※アリー my dear さんから情報を頂きました、ありがとうございました！
計画地は、奈良公園の玄関口といえる好立地で、「奈良県中小企業会館」及び「奈良商工会議所会館」を撤去し、新たに上質なホテルを建設します。敷地面積は3,356 ㎡で、ホテル内に奈良の文化や産業に触れることができる空間を設けます。
事業コンセプトは「Being NARA Neighbors!」。訪れる人が奈良のファンになり、繰り返し訪れ、さらに奈良の魅力を国内外に発信する循環を作り上げることを目的にホテル計画を進めます。また、ラグジュアリーホテルを世界中で多数展開するハイアットと提携し、神秘的で奥深い魅力を持った奈良への橋渡しとなるホテルを目指す、としています。今後基本協定を結んだ上で売買契約を締結、今夏の引き渡しを予定、県は売却から8年以内の開業を条件としています。
奈良市内では、JWマリオット奈良、紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良、ノボテル奈良（開業予定）、ふふ奈良 などの高級ホテルの開業が相次いでいますが、ついにハイアットが奈良に進出する事になりました。
ハイアットはフラッグシップの「パークハイアット」を筆頭に複数のブランドを展開しています。奈良に進出するハイアットがどのブランドになるかは不明ですが、JR東海のニュースリリースには「ラグジュアリーホテル」の文言があるので、「パークハイアット奈良」「アンダーズ奈良」を期待したいですね。ただし、敷地面積や厳しい高さ制限から大規模なホテル開発は難しいので、規模感から考えて「ハイアットセントリック奈良」になる可能性が高いと思ます。どんなホテルが出来るのか？事業者からの発表が待ち遠しいですね！
国内ハイアットのポートフォリオ
１：パークハイアット（ハイアットのフラッグシップ）
２：アンダーズ（ライフスタイル）
３：グランドハイアット（大規模ホテル）
４：ハイアットセントリック（高級ホテル）
５：ハイアットリージェンシー（ハイアットの中核を成すブランド。ヒルトンやマリオットと競合）
６：ハイアットプレイス（中級ホテル、コートヤードやダブルツリーバイヒルトンと競合）
７：ハイアットハウス（長期滞在型）
８：キャプション by Hyatt（モクシー、アロフト等と競合」）
これを見るとリニアを何が何でも奈良に通したいというJR東海の意思を感じますが、肝心のリニアの工事が静岡工区以外でも遅れに遅れているのでしっかりして欲しいですね。