阪神電鉄と株式会社ビットキーは2021年1月20日付けのニュースリリースで、阪神甲子園球場で、テクノロジーを活用した新しいスタジアムのあり方の検討を目的とした「顔認証による入場管理の実証実験」を2021年1月21日(木)より開始すると発表しました。
実験では、顔認証可能なソフトウェアをインストールしたタブレット端末を設置し、事前に顔情報を登録した球場関係者を対象に入場時にタブレット端末に顔を読取らせ、認証結果を表示するというものです。
今回の実証実験は、阪神電鉄関係者を対象とした基礎的な内容のもので、実験の結果を踏まえて、今後更に実証実験の規模・内容を拡大するなどして、一般観客への実用化の可能性を検討するとしています。
将来的には顔パスチケットが導入され、非接触での入退場が実現する可能性があります。また、顔パスとクレジットカードを紐付ける事が出来れば顔パスキャッシュレスでフードやドリンク、グッズの購入が可能となります。顔認識システムによる入退場管理については、大阪メトロが大阪万博までに全駅導入を目指して長期間に及ぶ実証実験を行っています。万博が開催される5年後には街中やイベント会場で顔パス入場が普及しているかもしれませんね。
【出展元】
→阪神甲子園球場で顔認証による入場管理の実証実験を実施
【実証実験の内容】
目的: 新しいスタジアムのあり方を検討するための顔認証技術の実用性の検証
期間: 2021年1月21日(木)〜3月下旬(予定)
場所: 甲子園球場 関係者入口
概要:
①球場関係者入り口に顔認証が可能なソフトウェアをインストールしたタブレット端末を設置
②球場関係者は事前に顔情報を登録
③球場入場時にタブレット端末に顔を読取らせ、認証結果を表示
対象者:阪神電鉄関係者 約40名