阪急阪神不動産と旭化成不動産レジデンスは2021年12月20日付けのニュースリリースで、両社が参加組合員として参画している「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」において、再開発組合の設立が兵庫県知事に認可されたと発表しました。
本事業は、JR三田駅と南側約1.9haの区域とをデッキで直結するほか、「にぎわい広場(仮称)」のある商業棟(地上3階建て)と住宅棟(地上20階建て、集合住宅等)を一体開発します。建築物の延床面積は約71,400㎡となります。また、道路の一部拡幅や細分化した土地を集約するとともに、不燃性・耐震性の高い建物を整備することで、地域防災性の向上を図ります。【出展元】
→「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合設立のお知らせ
→三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業
兵庫県三田市では、1983年に策定された「三田駅再開発構想」に基づき、三田駅前地区約5haをA~Dの4ブロックに区分し段階的に再開発を進めており、これまでAブロック(商業施設「キッピーモール」や駐車場)、Bブロック(住居や高齢者施設等)、Dブロック(ホテル)とし、事業が完了しました。今回組合を設立したCブロックは、2018年に準備組合が設立され、両社が事業協力者として選定。以来、市街地再開発事業の実現に向けて、地権者の合意形成等を進め、2020年に都市計画決定が告示されました。
今後は2022年度に権利変換計画認可、2023年度に建築工事着手、2025年度に先行建築工事完成、2026年度:工事完了の予定です。
計画概要
<概要>
計画名:三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業
所在地:兵庫県三田市駅前町
交通:JR「三田」駅、神戸電鉄「三田」駅
主用途:共同住宅、店舗、業務施設、駐車場
総戸数:540戸(施設全体)
総事業費:250億円
建築主:三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合
※参加組合員:
阪急阪神不動産・旭化成不動産レジデンス共同企業体
建設系事業協力者:熊谷組
事業推進アドバイザー:再開発研究所
事業推進コーディネーター:都市問題経営研究所
商業コンサルタント:オーク計画研究所
<施設建築物>
【Ⅰ敷地】敷地面積:約11,950㎡
建築面積:約8,830㎡
延床面積:約68,580㎡(容積対象:約50,150㎡)
構 造:鉄筋コンクリート造(地上20階建て)
鉄骨造(地上3階建て)
鉄骨造(地上5階建て)
主要用途:住宅、店舗・業務、駐車場
【Ⅱ敷地】
敷地面積:約1,390㎡
建築面積:約1,040㎡
延床面積:約2,800㎡(容積対象:約2,800㎡)
構 造:鉄骨造(地上3階建て)
主要用途:駐車場
<今後の目標スケジュール(予定)>
2022年度: 権利変換計画認可
2023年度:建築工事着手
2025年度:先行建築工事完成
2026年度:工事完了
2027年度:組合解散