JR北海道は2022年3月16日付けのニュースリリースで、北海道新幹線の新函館北斗~札幌間の延伸開業を見据えた、新幹線札幌駅の駅舎イメージを発表しました!
デザインコンセプトは「大地の架け橋」。北海道の山並みをイメージした曲線状の屋根を配置、視界の広がる創成川上空に新たな札幌の顔となる外観を形成。札幌の活力ある都市の街並みと北海道の雄大な大自然をつなげる架け橋として、創成川に面した新しい札幌の顔となるようデザインされました。
→JR北海道>新幹線札幌駅の概要について
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新幹線札幌駅は、在来線の南東方向に位置しており駅西側で在来線と接続します。ホーム全体が創成川通を跨ぐ構造で、在来線ホームから離れ位置に設置されます。これは在来線ホームを極力へらさずに新幹線札幌駅を整備したい、再開発ビルによって駅勢圏を拡大したいというJR北海道の意向が反映された為です。
※詳しい考察は下記の記事に纏めています。
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新幹線札幌駅を横から見るとこんな感じです。側壁はガラス張り主体で、創成川通と札幌の街並みが駅構内から見渡せるようになっています。駅舎上部は北海道の山並みをイメージして、曲線状の屋根板が配置されています。
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シンボリックな大空間が新幹線駅らしい雰囲気を醸し出しています。
再開発ビルのアトリウム空間と接続した新幹線改札口
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新幹線改札口は再開発ビルのアトリウム空間と接続。これにより地下鉄、バス、タクシーなど様々な交通機関とスムーズに乗換えることが可能となります。
※再開発ビルについては下記の記事をご覧下さい。
再開発ビルのアトリウム空間と接続した新幹線改札口 札幌を印象付ける玄関口とし、交通結節点として他交通機関とスムーズな乗換えが可能です。また、身近に新幹線を体感できる様に、このアトリウム空間から新幹線を見渡せる計画とします。
南北乗換こ線橋の設置
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在来線の各ホームから直接新幹線駅にアクセス可能な乗換こ線橋を設置。各ホームにはそれぞれエスカレーターとエレベーターを併設し、バリ アフリーに配慮した計画とします。
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乗換こ線橋のイメージ。こ線橋の通路幅は約9mで、ゆとりある路幅が確保されます。
動く歩道を185m程度設置
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新幹線と在来線の乗換え時にスムーズに移動できる様にい、新幹線駅舎やホーム上に動く歩道を設置(185m程度)。計4本の動く歩道で在来線の「南北乗換こ線橋」まで接続し、乗換え時のスムーズな移動を実現します。
新幹線東改札口の設置
タイムスケジュール
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北海道新幹線ー札幌駅部の工事は、2022年6月に着手予定となっおり、新幹線の札幌延伸は、2030年度の開業を目指し、工事が進められています。