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JR西日本『モバイルICOCA』Androidスマホ向けに2023年3月22日からサービス開始!ただしオートチャージ機能無し、iPhone対応は検討中



 

JR西日本は、2023年2月22日付けのニュースリリースで、ICカード乗車券「ICOCA」の機能をAndroidスマートフォンで利用できる「モバイル ICOCA」サービスを、3月22日から開始すると発表しました!タッチするだけで交通利用や買い物の支払いができるICOCAをAndroidスマホに内蔵し、どこでもチャージや定期券の購入が可能になります。なお、iPhone対応については「検討中」との事です。

2023年3月 22 日(水)10:00 頃から順次、Google Playストアから「モバイルICOCAアプリ」のダウンロードが可能となる予定。対応機種は、Android 10.0以上で、最新版の「おサイフケータイ アプリ」がインストールされたスマートフォン。モバイルICOCAアプリを起動し、WESTER会員登録、クレジットカード登録の後、ICOCAが発行されます。すでにWESTER会員の場合は、WESTER会員登録は不要です。

 

【出展元】
モバイルICOCAとは?
「モバイルICOCA」いよいよ誕生! ~ 2023年3月22日 AndroidTMスマートフォンでサービス開始 ~

 

おサイフケータイ付きAndroidスマホが「ICOCA」になる!



 

モバイルICOCAは、「電車の乗車」のほか、「どこでもスマホからチャージ」や「定期券の購入」が可能となり、ICOCA対応店舗での支払いも行なえます。決済はアプリを起動せずに支払い可能です。チャージはクレジットカードのほか、券売機からの現金でのチャージにも対応。なお、モバイルICOCAは自動改札機通過時にチャージできるオートチャージ機能は非対応なので、この点は、今後の改良が待たれます。

 

何時でもクレジットカードから残高チャージ!





モバイルICOCAの最大のメリットは「ICOCAカード」と「おサイフケータイ付きスマホ」を1つに纏められる事、登録したクレジットカードから何時でも「残高チャージ」が出来る事です。スマートフォンからの残高チャージには、「J-WESTカード」のほか「JCB」「VISA」「MasterCard」「AMERICAN EXPRESS」のブランド表示があるカードが利用可能です。

「J-WEST ゴールドカード」を登録してチャージまたは定期券を購入した場合、当面の間「WESTER ポイント」を最大3%分還元します。また、モバイルICOCAは再発行や機種変更、払い戻しに対応。1台のスマートフォンで複数枚のICOCAを発行する事が出来ます。

 



モバイルICOCAは大人運賃のみで、小児運賃や身体障がい者割引・知的障がい者割引の運賃はありません。定期券は、JR西日本窓口などで購入できる通勤定期と大学・専門学校などの通学定期を載せることができます。通学定期購入時は、通学証明などの画像アップロードが必要な場合があります。小・中学校・高校の通学定期や2区間定期券、敦賀駅以北の区間を含む定期券、新幹線定期券、小児運賃の定期券などは搭載できません。

 

なお、モバイルICOCAカード式のICOCAICOCA定期券からのデータ移行には対応していません既に使っているICOCA定期券から移行したい場合は、有効期限が終わり次第、改めてモバイルICOCAアプリで購入することを推奨しています。

 

JR西日本は、交通系ICを通じて得た購買データや行動データを分析して、個人に合わせて鉄道やグループ内の施設の利用を提案しており、モバイルICOCAの投資額は数十億円で、ICOCAの発行枚数は現在約2800万人。JR西日本は、2027年度までにモバイルの利用者を500万人まで増やす目標を掲げています。

 

 

これまでの経緯



JR西日本は2020年10月16日付けのニュースリリースで、利用者のスマートフォンでICカード乗車券「ICOCA」の機能が利用できるい「モバイルICOCA(仮称)」のサービスを、2023年春(予定)に開始すると発表しました。

現在の所、モバイルICOCAがいつ頃導入されるのかは不明なままが、計画が予定通り進めば、今年の春頃からおサイフケータイ等のモバイル機器をICOCAとして使用出来る様になります。ちなみに、当時のニュースリリースで導入が示唆された機能は下記の通りです。

・定期券の購入や払いもどし、チャージがスマホアプリの操作により 場所を問わず可能に
・自動改札機や店舗での支払いでICOCAカードと同様にスマホをタッチするだけで利用可能
・チャージ残額、利用履歴などが、スマートフォン画面上で確認できる
・定期券の購入やチャージの代金は登録したクレジットカード払い

・東海道・山陽新幹線の「スマートEX」、北陸新幹線の「新幹線eチケットサービス」の 交通系ICカードとしてモバイルICOCA(仮称)を登録する事で、新幹線の予約、支払いから乗車まで、スマートフォン1台で利用可能になる
・MaaSアプリ「WESTER」「setowa」と連携して、スマートフォンの機能を生かした、利用者の移動や生活、観光を便利に利用できるサービスを検討

 

出展:「モバイル ICOCA(仮称)」の導入計画について

 



モバイルICOCAは、おサイフケータイ機能に対応したスマホやAppleウォッチでの利用が考えられ、モバイルSuicaで、実現しているオートチャージ(チャージ残高が一定額以下の場合に設定した額を自動的にチャージする機能)も実装されると思います。

ICOCAの発行枚数は、2021年10月時点で2,500万枚を突破しており、モバイルICOCAが導入されれば、かなりのユーザーが移行すると予想されます。また東海道・山陽新幹線の「スマートEX」、北陸新幹線の「新幹線eチケットサービス」との連携でスマホ1台で最寄り駅から遠隔地までの利用が完結出来るのでれば、利便性が大幅に向上する事になります。スマートICOCAの導入時期と実装される機能について、公式からのアナウンスが待ち遠しいですね!

8 COMMENTS

h

日本のiOSのシェア率は6割を超えているのにiPhoneは検討中なんですか〜

o-kinix

JR西日本の英断でJR西日本エリアでも
PiTaPaのポストペイが使えるようになったのは本当に感謝してます

ICOCAもポストペイに対応すればいいのにと思うのですが
何か大人の事情でできないのでしょうかね(笑)

aho

定期はペラペラ定期派だし、IDとクイペがあればチャージがめんどい交通系は無くてもいい。
駅の自販機と茶店で現金出すの面倒だからスイカ使ってるけどスイカで十分です。

H

Suicaアプリの度重なるチャージエラーが酷過ぎてストレスが凄かったけども選択肢がなかったので渋々使っていました。
ICOCAアプリのリリースが本当に待ち遠しい。
やっとSuicaとおさらばできる。

サジャ

嬉しいですね。一応モバイルスイカを入れてますが、モバイルイコカが実装されたら様子を見て不具合が無かったら移行させるつもりです。

ふる

SuicaがiPhoneで使えるようになってからずっと待ってます。
まだかな?

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