
京阪電気鉄道株式会社は、2015年09月30日付けのニュースリリースで、2017年を 目指して、座席指定の特別車両「プレミアムカー」を導入すると発表していましたが、先日のニュースリリースでサービス開始日が2017年8月20日であると発表、また同時にプレミアムカーの料金体系も発表され、いよいよ「プレミアムカー」の登場が近づいてきました。「プレミアムカー」は既存の8000系特急車両の一部車両を大幅に改造、快適性をさらに高めたうえで、通勤利用客、観光利用客の両方に「確実に座れる」「上質な移動空間」を実現する新サービスを提供する事になります。
【出典元】
→2017(平成29)年、「(仮称)京阪特急プレミアムカー」を導入!(PDF)
→座席指定の特急車両「プレミアムカー」平成29年8月20日(日)サービス開始!(PDF)

非常に注目を集めている「京阪プレミアムカー」ですが、京阪京橋駅でプレミアムカーのシート着席体験会が行われていたので早速いってきました。こちらが京阪プレミアムカーのシートです!黒色を貴重としたシックな色合いに上品な柄があしらわれ「洗練された高級感」を感じる事が出来ました。JR西日本の683系のグリーン車や近鉄アーバンライナーのDXシートとも違う、1世代新しいデザインという印象です。

参考までに・・。こちらは近鉄南大阪線で運行されているさくらライナーのDXシートです。デザイン的には私鉄で最高ランクに位置するシートだと思います。

こちらはアーバンライナーPlueのDXシートです。こちらはパワ―シート装備の豪華仕様です。

683系サンダーバードのグリーン車のシートです。JRの幹線特急ならではの重厚感があります。

閑話休題。後方から見たプレミアムカーのシートの様子です。床面は京都の和風庭園をイメージしたたデザインのカーペット敷になるようですね。ヘッドレスト横の「金色のロゴマーク」がメチャクチャカッコイイ。あとシート端に設けられた持ち手がゴールドなのも良いです。

このシートの美点は、ヘッドレスト付近の左右の出っ張りです。これのお陰で着席時のプライベート間がグッと高くなる印象でした。

シート背面の様子です。モケットはおそらくですがレクサスなどにも採用されている高級素材「アルカンターラ」ではないでしょうか。手触りで解りました。テーブル、カップホルダー、ネットタイプのポッケット、ビニール袋などを部捧げられるフックなどイタレリ尽くせるの装備です。もちろんコンセントも全席完備。コンセントはアームレスト先端に設けられています。

テーブルを下げた様子です。ノートPCでの仕事が捗りそうですね。あ、それよりも大阪〜京都間約1時間の小旅行を楽しみながら持ち込んだ軽食を頂くのも乙ですね。

カップホルダーを広げた様子です。細かいでるが、あると非常に便利な装備です。

こちらはセンターアームレストに装備されたコーヒーテーブルです。念のためですが、このコーヒーテーブルは、車両端のシート「のみ」に装備されており、ほとんどのシートには備わっていません。

一足先に体験した京阪プレミアムカーのシート。人通りの多い京橋駅でのお披露目会だったので落ち着いて座り心地を味わう時間はありませんでしたが、第一印象は相当高得点です!400〜500円でこのクオリティで京阪間の着席保証が買えるなら、僕だったら率先して選択すると思います。

おまけ:今回の体験イベントでもらったウチワです。ノベリティを配ったり、駅構内の広告が「プレミアムカー
」一色になっていたりと、京阪のプレミアムカーにかける意気込みが伝わってきました。基本料金不要の特急に連結された座席指定車、プレミアムカー。全席有料でプラスαのデラックス料金やグリーン車と比べるのは酷かとおもいましたが、プレミアムカーのシートはそららの車両にも全く引けをとらない素晴らしいシートでした。実車の運行がはじまったら早いタイミングで体験乗車してレポートを書きたくなりました!!

