株式会社グラバーヒルとヒルトンは2019年12月10日付けのニュースリリースで、9日に「ヒルトン長崎」 の安全祈願祭を執り行い新築工事を着工したと発表しました。グラバーヒルとヒルトンは2018年10月にフランチャイズ契約を締結しました。ヒルトン長崎は「ヒルトン福岡シーホーク」に続く九州で2軒目のヒルトンホテルとなります。
【出展元】
→「ヒルトン長崎」、2021年の開業に向けて着工
名称 | ヒルトン長崎 |
所在地 | 長崎県長崎市尾上町 長崎駅周辺土地区画整理事業15街区1画地 |
建物設置者 | M&H長崎ホテル合同会社 |
運営者 | 株式会社グラバーヒル |
延床面積 | 20,300 ㎡ |
建物規模 | 地上11階 |
客室数 | 200 室 |
付帯施設 | レストラン・フィットネスジム・温浴施設・バンケット・チャペル等 |
構造 | 鉄骨造 |
PMr/CMr | 株式会社山下PMC |
設計 : 基本計画・デザインコンサル | 基本計画・デザインコンサル:株式会社日建設計 |
基本設計、実施設計(建築・構造) | 清水建設株式会社 |
基本設計、実施設計(設備) | 株式会社九電工 |
施工 | 株式会社九電工 |
着工 | 2019年12月 |
竣工 | 2021年 7月末(予定) |
開業 | 2021年 7月末(予定) |
計画地は、2023年春の九州新幹線長崎ルート暫定開業に向けて大規模再開発が進む長崎駅の西側に位置し、グラバー園や大浦天主堂、稲佐山など様々な観光スポットへのアクセスが容易な好立地です。2021年11月の開業予定のMICE施設「出島メッセ長崎」と一体的に整備され、コンサートや学会などを誘致する計画の「出島メッセ」との相乗効果で国内外からの幅広い集客につなげ交流人口を広げる計画です。
建築主は特別目的会社「M&H長崎ホテル合同会社」、ホテル運営は株式会社グラバーヒル、設計は日建設計、施工は清水建設・九電工が担当します。規模は、鉄骨造、地上11階、延べ20,300 ㎡、客室数200室。レストランやバー、フィットネス、温浴施設、バンケット、チャペルなどを備え、2021年11月に開業を予定しています。
出島メッセ長崎」は2021年11月オープン予定の新たなMICE施設です。計画地は長崎駅西側の敷地約2万3千㎡で、約2,700㎡の平土間型のコンベンションホール、約3,800㎡のイベント・展示ホール、大小24室の会議室を備えたMICE施設なります。インターナショナルブランドホテルのヒルトン長崎が併設されることから、国内外のMICE主催者や参加者の多様なニーズに対応する事が可能です。
長崎の大型屋内施設はブリックホール(劇場型2000席)や県立体育館などがありますがブリックホールは展示場がなく会議室も5室のみで、県立体育館は稼働率が90%を超え新規イベント利用は難しい状況となっています。
出島メッセ・ヒルトン長崎が整備され先日お伝えしたマリオット系のホテルが加わる事で、長崎のMICE対応能力は飛躍的に改善されます。今後はMICEの最大ヴォリュームゾーンとなる5000人以下の学会を中心に誘致が行われることになりそうです。