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東京海上、新本店ビルのデザイン公表!木の使用量が世界最大規模になる高さ約100mの超高層ビルが誕生へ


東京海上ホールディングスと東京海上日動火災保険は2022年8月1日付けのニュースリリースで、2028年度に竣工する新本店ビルのデザインを公表しました!新ビルは地上20階、地下3階建て。柱や床などに国産木材を使った構造部材を大がかりに組み込んだ、木の使用量が世界最大規模になる高さ約100mの超高層ビルが誕生します。202210月に現在の本店ビル「東京海上日動ビル」の解体工事に着手、202412月に新本店ビルの建設着工、2028年度に新・本店ビルが竣工する予定です。

【出展元】
新・本店ビルのデザインに 新・本店ビルのデザインについて

 

 


新ビルのデザインは、イタリアを代表する建築家の一人であるレンゾ・ピアノ氏が手掛けました。ピアノ氏は「建築界のノーベル賞」ともいわれる米プリツカー賞の受賞者で、関西国際空港の第一旅客ターミナルや、ロンドンの超高層オフィスビル「ザ・シャード」、ニューヨークのホイットニー美術館などを手がけた実績があります。

 新・本店ビルのエクステリアは「丸の内」の街並みに調和した洗練された気品のある佇まいを表現。立ち並ぶ木の柱は力強い大木をモチーフとしており、新・本店ビルのデザインの重要なエレメントとなってい ます。ビルを支える柱の多くに木材を使用し、床の構造材としてCLT (直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

 

 



新ビルは、国産木材を大量に使用することで、一般的なビルに比べて 建築時のCO2 排出量を3割程度削減する他、高効率の設備や地域冷暖房の採用、使用電力に100%再生可能エネルギーを導入するなどの施策により、省エネルギーの推進、脱炭素社 会の実現に貢献。

東京海上は、建て替えを契機に最新技術の耐火国産木材を大量に用いることにより、林業の再生や地方における雇用の創出、地域循環型経済の構築に貢献したい考えを示しました。

 

 

 



建替えられる、東京海上日動ビル本館(旧:東京海上ビルディング)は、東京都千代田区丸の内1丁目の和田倉濠と新丸ビルとの間にある古参の超高層ビルで、地上25階、地下4階高さ108.1m、延床面積は63,120㎡。1974に竣工しました。

 

 

計画概要

 

所在地:東京都千代田区丸の内 1 丁目 6 番 1
規模: 地下 3 階、地上 20 階、塔屋 2 階
構造:S 造/木造/SRC 造
主用途:事務所(本店ビル)、駐車場等
建物高さ: 約 100m
敷地面積:10,147.61 ㎡
延床面積: 約 130,000 ㎡
設計 Renzo Piano Building Workshop、株式会社三菱地所設計
施工:竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設 、大成建設、戸田建設JV
着工:2022年10月 東京海上日動ビル本館および新館解体着手
2024年12月 新・本店ビル建築着工
竣工:2028 年度 新・本店ビル竣工

 

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