台湾の中時新聞網（China Times）は、台湾の半導体受託製造最大手TSMCが日本で3nm先端プロセス工場を設立し、大阪がTSMCの日本第４工場（記事では3工場）の候補地となる可能性が最も高いと伝えました。
TSMCは大阪と横浜にICデザインセンターを持っています。日本にある2つデザインセンターは台湾本社の研究開発センターの一部であり、日本のIDM顧客のデザインサービスをサポートするため、先端プロセスの研究開発に特化していること、大阪は横浜よりも条件が良く、立地的に有利であること事です。市場では、日本がTSMCの海外展開の焦点となり、先進的な製造プロセスや先進的なパッケージングまでもが日本で旗揚げされると推測されています。
【出典元】→台積擴廠年 大阪、嘉義入選 – 財經要聞 – 工商時報 (chinatimes.com)
※千里丘さんから情報を頂きました、ありがとうございました！
TSMCの子会社であるJASMは、2024年2月に熊本第１工場を開設し、2024年末までに量産を開始する予定です。さらに2024年4月に熊本第2工場を着工予定で、さらに第３工場を熊本県内で検討しているため、もしTSMCが大阪に新工場を建設するのであれば熊本第３工場の整備後になるはずです。TSMCは「現在、第2工場の最終検討をしている段階で、第3工場に関して公表できる情報は何もない」としています。
今回のTSMC大阪工場に関するニュースは、TSMCがより良い条件を引き出す為の交渉カードとして「揺さぶりをかけただけ」かもしれません。日本以外への投資も行っています。そのため、現時点でTSMCの大阪工場が出来る可能性はかなり低いと思われます。
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今年も宜しくお願いします。
大阪は半導体産業に関しては強みはそれほどは無いですからこれは駆け引きの一環でしょうなぁ。
ただ国家戦略として大阪、近畿を半導体産業の一大拠点とする『シリコンベイ大阪』を作り上げるとするならば可能性は大いにありますが、視野狭窄の東京の中央政府には期待出来ませんな。
本年もどうぞよろしくお願いします。
実現するといいなぁ・・
今年もよろしくお願いします。
可能性は低いでしょうね。
大阪という名前が出てきたということは、それだけ知名度が上がってきたということなのかも。