大阪市平野区の長原駅前において、商業施設「そよら長原駅前」と総戸数322戸の大規模マンションが一体的に開発されるプロジェクトが進行中です。この計画は、大阪市が所有していた「長吉長原東第3住宅用地(長原駅前用地)」の有効活用を目的として、市有地売却の公募を実施したことから始まりました。地域の利便性向上と活気ある街づくりを目指し、2025年春のグランドオープンを予定しています。
再開発プロジェクトの経緯

このプロジェクトは、長原駅周辺の活性化と生活利便性の向上を目的に、市有地を開発事業者に売却する形でスタートしました。商業施設と大規模マンションの一体開発により、住環境の向上と地域の賑わい創出を図ります。
開発年表
年月 | 出来事 |
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2022年9月 | 大阪市が「長吉長原東第3住宅用地(長原駅前用地)」の開発条件付き市有地売却の公募を開始 |
2023年3月17日 | 大阪市が開発事業予定者として、長谷工コーポレーション、SMFLみらいパートナーズ、近鉄不動産、NTT都市開発、清水総合開発の5社を選定 |
2023年6月 | 事業契約を締結し、開発計画の詳細を発表 |
2024年初頭 | 建設工事が本格的に開始 |
2024年4月 | イオンリテールが「そよら長原駅前」として開発を進めることを発表 |
2024年後半 | 建物の骨組みが完成し、施設の外観が明らかに |
2025年4月1日(予定) | 「そよら長原駅前」グランドオープン |
2025年2月中旬(予定) | 大規模マンションの工事着手 |
2027年3月中旬(予定) | 大規模マンションの工事完了 |
そよら長原駅前とは?

「そよら」は、「そら、寄って、楽しんでって!」との呼びかけを由来とした名称で、都市に住む人々の生活をもっと楽しく、心地よく過ごすための施設という想いが込められています。Osaka Metro谷町線「長原」駅の利便性を活かし、スーパーマーケット、飲食店、医療・教育関連施設を備えたワンストップ型の商業空間となります。
出店予定テナント一覧
- スーパーマーケット:イオンスタイル長原駅前
- 飲食店:カンテボーレ(ベーカリー)、サイゼリヤ(イタリアン)、スガキヤ(ラーメン)、バーガーキング(ハンバーガー)、松屋×松のや(牛めし・とんかつ)、スターバックスコーヒー
- 生活・サービス:キャンドゥ(100円ショップ)、キャップスクリニック長原(小児科)、セイハ英語学院(子ども英語教室)
施設概要
- 名称:そよら長原駅前
- 所在地:大阪市平野区長吉長原東二丁目1番街区
- 開業予定:2025年4月1日
- 敷地面積:9,865㎡
- 延床面積:12,757㎡
- 店舗面積:7,500㎡
近鉄不動産による大規模マンション開発

本プロジェクトでは、近鉄不動産が総戸数322戸の大規模マンションを開発します。「Osaka Metro谷町線 駅前大規模開発プロジェクト」として、長原駅から徒歩2分の立地に誕生。間取りは1LDK+S(納戸)~4LDK、専有面積は62.10㎡~87.71㎡を予定し、竣工は2027年3月中旬、引渡しは2027年3月を見込んでいます。商業施設との一体開発により、利便性の高い住環境が実現される見込みです。
開業まで残り1年を切り、今後も工事の進捗や新規テナント情報が発表される予定です。長原駅前の再開発により、平野区がさらに魅力的なエリアへと進化していくことが期待されます。