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パルコ、新商業施設・道頓堀 ZERO GATE(仮称)にFOREVER21(フォーエバー21)が国内最大級の旗艦店を出店!

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【出典元】→パルコプレスリリース・道頓堀 ZERO GATE(仮称)出店テナント決定のお知らせ(PDF)


道頓堀ZERO GATE(仮称)
は、2013年春にオープンを予定しているパルコの商業施設です。パルコのプレスリリースによると、この新商業施設「道頓堀ZERO GATE(仮称)」に「フォーエバー21」出店する事が決定したとの事です。フォーエバー21は、全世界で500余の店舗を展開するLA発の人気ファストブランドで、最新トレンドファッションをリーズナブルな価格で提供し、若い女性のみならず幅広い世代から支持されています。日本では2009年4月に東京・原宿に日本1号店をオープン、関西への出店は今回が初めてとなります。

※道頓堀ZERO GATEは福島区民さん、心斎橋ZERO GATE(仮称)はアイラブオオサカーさんに情報を頂きました。ありがとうございました<(_ _)>











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道頓堀 ZERO GATE(仮称)の現在の様子です。計画地は、戎橋に近い道頓堀の一角で、サミーが運営していたアミューズメント施設「サミー戎橋プラザ」の跡地です。道頓堀 ZERO GATE(仮称)の規模は、地上3階、延床面積は約3,900m2。フォーエバー21は、当施設の地上1階から3階の全フロアを使用、国内最大規模の旗艦店として大阪初出店を果たします。
パルコは、国内開発戦略の一つとして、ZERO GATE事業(都心一等地への中低層商業施設の展開)を推進していますが、大阪地区では、2013年春に道頓堀 ZERO GATE(仮称)心斎橋ZERO GATE(仮称)の2店舗同時オープンを予定しています。









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道頓堀 ZERO GATE(仮称)の近くには、スウェーデン発のファストファッションのビッグネーム、H&M大阪戎橋店が立地しています。H&M大阪戎橋店は、2010年3月6日に、H&Mの関西初の店舗として、戎橋の北東に隣接する複合商業ビル「ラズ心斎橋(Luz Shinsaibashi)」の1~3Fに出店しました。


大阪戎橋店はH&Mの店舗として、全世界で通算2,000店舗目になることから、オープン日は先着2,000人に「オープン記念Tシャツ」と「キャンバスバッグ」を進呈。また、レディス、メンズデニムを2,000円で販売するなど話題作りに努め、オープン日には、2,500人が行列する盛況振りでした。2011年秋は、1号店の向かいにある戎橋ビルにH&M戎橋2号店がオープンしています。











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こちらは、2011年9月に閉店した大阪の心斎橋パルコの跡地で建設が進む、心斎橋ZERO GATE(仮称)の現在の様子です。心斎橋ZERO GATE(仮称)には、「H&M」の国内最大級の店舗が入居します。心斎橋ZERO GATE(仮称)は、地下2~地上4階建て、延床面積は約5,500m2。地下2階を除く売り場のすべてに「H&M」が入居、紳士物、婦人物のほか、子供服なども揃えるそうです。「H&M」はこの心斎橋店の開店後も戎橋の既存店を存続させる方針だそうで国内外から多くのお客さんが集まる「心斎橋エリア」でのプレゼンスを高める戦略の様です。












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【スペック】
名称:心斎橋ZERO GATE(仮称)
階数:地上4階、地下2階
高さ:25.789m
敷地面積:1,118.04m2
建築面積:922.01m2
延床面積:5,236.91m2
着工:2012年5月
竣工:2013年3月(予定)










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現地にある「建築計画のお知らせ」に掲載されていた立面図です。心斎橋ZERO GATE(仮称)は、ユニクロのグローバル旗艦店の向かいにあたる立地となります。











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現地にある「建築計画のお知らせ」に掲載されていた配置図です。敷地は逆L字型の敷地となっています。メインエントランスが設けられるであろう心斎橋筋側から店舗奥までお客さんを引き込む、売場作りが難しい感じがしますね。。









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パルコの新業態、道頓堀 ZERO GATE(仮称)心斎橋ZERO GATE(仮称)。同じパルコが運営するそれぞれの商業ビルに、ファストファッションブランドのライバルである「FOREVER21」と「H&M」がそれぞれに入居するのが興味深い所ですね。



心斎橋は近年、国内外のファッションブランドの旗艦店が続々オープンしています。

ユニクロの国内初となるグローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」
H&Mの店舗として、全世界で通算2,000店舗目となる「大阪戎橋店」
○ZARAを展開するインディテックスグループのブランドベルシュカの関西1号店となる「大阪心斎橋店」
○店国内最大規模の広さを有する「ジャーナルスタンダード心斎橋店」
トミーヒルフィガーのアジア最大級の旗艦店「トミーヒルフィガー心斎橋店」。※同店は世界に24店舗しかない「アンカーストア」に位置付けられている。


大阪ステーションシティの開業、再開発が進む天王寺/阿倍野地区に挟み撃ちされる形で苦戦が予想された心斎橋ですが、ここきにて勢いを取り返しつつある様に感じます。心斎橋が持つ圧倒的な集客力、ブランド力が、人気ブランドが旗艦店の出店に繋がり、それらが同地区のブランド力をさらに高め、ブランド力・集客力がさらにアップする・・・という「理想的な好循環」が生まれています。また、「海外の有名ブランドから見た」心斎橋は、日本国内に留まらない、「東アジアのショーケース」として位置づけられている事は間違いなさそうですね。

これからも、ますます魅力的なブランドが心斎橋に集まり、さらに魅力的なブランド街として確固たる地位を気づいて行く事を期待したいと思います。



13 COMMENTS

BEW

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>茨木市民さん

うむ。
自分的には、旧ユニクロ心斎橋店が撤退した跡地に、FOREVERが来るんじゃないか。来たら、場所的にもタイミング的にも最高だったんだけど、さすがにファストリも敵に塩を送る様なバカな真似はしないで、今はジーユー心斎橋店になってるけど。

トォーリ

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ちょいと一言。

下の方に北摂ではミナミの呼称がよく使われるとありますが
北摂生まれ北摂育ちである自分の周りでは、ほとんど聞いたことがないですね。
梅田・心斎橋・難波と駅名で使い分けます。

キタ・ミナミはむしろ泉州のあたりでよく使われているイメージですかね。
そのあたりをブラっと歩いたときに何度も「ミナミ」という単語を耳にしたので。

河内

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地理に詳しい地元の人は、キタやミナミと大別するよりも細かく地名で呼んだ方が便利ですが。
大阪にあまり馴染みの無い、関西圏外の人はキタ、ミナミという言い方でも何ら支障は無いので、こういう言い方が使われ続けるんでしょうね。
でも馴染みが無い街の地名を細かく言われても分かりにくいだけですし、圏外の人にはキタ、ミナミでも良いと思います。

愛阪者

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東京の場合は色々な街の名前が正面に出てくるのはもちろんのこと、極限までイメージを美化されている(例えばNHKによる渋谷、テレビ朝日による六本木など、聞くと見るとでは大違い)にもかかわらず、大阪の場合は極めてざっくりと”キタ”と”ミナミ”とに二分されるのが不満なわけです。
東京メディアや読売テレビなどが大阪を嘲笑したり揶揄したりするときに使う”ナニワ”なる表現に合い通じるものがあるのも不快ですしね。
まず個々の街の名前をはっきりと区別しないと街の個性は確立できない。
”キタ”と”ミナミ”なんて大雑把過ぎるやろう、ということです。

それにしても、東京の銀座が”大人の高級な街”としてのイメージを今でも保持してるのは羨ましい限りですね。
ハナタレ小僧や小娘ばかり集まる街しかないようでは、本当の都会とはいえない。

かみ

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ミナミはともかくキタと言うのはかなりのおっさんに多い気がする(笑)
実感では梅田とミナミの組み合わせが多いような。
ミナミもどこからどこまでがミナミなんでしょうね。
人によってだいぶ違う。

大阪淀屋

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呼称は変わるし、街も変わるので皆さんのご意見勉強になります。
なぜキタ、ミナミか、それは北区、南区だったからですよ。我々おっさんでは東京マスコミ関係なしに当り前です。
南区の難波であり、心斎橋であり、戎橋、千日前、道頓堀、アメ村です。平成元年南区と東区が合併して中央区になっても地名として残っているのです。そして地域の有力者はミナミ一体となって振興しようと努力しています。
ちなみに私が大阪に行った昭和45年万博の年は大阪の元気な頃ですが、心斎橋は老舗の街で心ブラといわれ紳士、淑女の街でした。戎橋がヤングで賑わっていた。昭和46年にパルコが出来て、少し変わった。55年にナンバシティができ再び難波側に客が戻った。ところが44年に日限真理子がアメ村にループを作り、サーファーファッションがブームになりマニアの街であったアメ村が、平成2年ビッグステップ開業で急激に関西各地からヤングが集まり、一気にミナミの中心となっていた。その後、堀江、南船場と拡大した。一方難波はパークスをつくり、対抗している。その後については前回の投稿通りです。心斎橋はファッション、ヤングの街になったのは残念ながらつい最近である。道頓堀も、大人・芝居 ・よそいきの街が観光客・飲食・コテコテの街に変わったのと同じように、今回のフォエバーの出店を呼び水におしゃれと飲食の街に変わると期待する。

愛阪者

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心斎橋や道頓堀は大人の街、難波はガキやチンピラの街というイメージ(あくまでもイメージ)が北摂で育った私にはあるのですが、最近はなんかいっしょくたになってきてるみたい、というか個性が無くなってきてるみたいな感じがします。

東京メディアが馬鹿の一つ覚えで使う”キタ”と”ミナミ”という区別は、確かに曖昧なのでやめたほうがいいでしょうね。
”ナゴヤ”という書き方なんかもそうですが、日本の地名をカタカナで書くのは安っぽくて品が無い感じがして、私的には大嫌いですね。

LHR

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いいですね。難波、心斎橋の合流地点でかなりの通行量がありバツグンの立地だと思います。
周辺は飲食店は多いものの、ツタヤという若者を引き付ける店舗の隣であり、またH&Mとの相乗効果でかなりの集客になるでしょうね。
エリア的にここに店を構えること自体がかなりの宣伝効果を生み出すことも考えての出店でしょう。
停滞気味の道頓堀、難波エリアにこのようにフレッシュな風が吹き込まれることは大歓迎です。
ここが成功して、ツタヤの南隣の長年の空き地にも何か動きがあればええなぁーと思います。

茨木市民

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確かに立地はちょっと…っていうところですね。
当初パルコは飲食店も検討しているとあったぐらいですから。
しかし人通りは大阪随一というぐらい多いですし、テレビで取り上げられる場所でもあるので価値は高いでしょう。
確かに出店に関しては少し遅かったのは否めないですね。
ミナミという呼び方は特に北摂方面ではよく耳にします。
北摂は梅田思考が強いので梅田に対するミナミという感じで、あまり心斎橋と難波をわけて使いませんね。
私には娘がいますがミナミという呼び方をよく使いますよ。
プリクラにもミナミなうとか。
私自身は心斎橋、難波とわけて呼んでしまいますが。

筋肉ボーイ

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ミナミって言い方する人ってオッサンか東京マスコミぐらいじゃない?
大阪の若者はみんな心斎橋と難波って分けて言いますし

BEW

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しかも場所が、周り飲食だらけで、物販はドンホー位と言う変な環境。浮くだろうなぁ、FOREVER。ファストファッションも、1時期のブームが過ぎて、少し淘汰が始まってる。多分OLD NAVYも、いずれ関西に進出するんだろうが。

まーさん

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もうミナミってかなりエリアが広範囲だから、いい加減ミナミと言う言い方やめにして、心斎橋とか難波とか言うエリアで言った方がいいと思う。同じミナミでも心斎橋と難波では違ってきてるし。心斎橋若者、オシャレ、ブランドの街、難波泥臭い、大阪庶民の街。道頓堀を境に呼び名を分ければいい。

大阪淀屋

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ミナミの商店街連合の会合で日本商業界のドン元大阪市大、現関学教授石原先生がミナミの小売売上高は将来阿倍野にも抜かれると講演し、東京マスコミ各社もミナミの沈下を騒いでいたが、私はそうならないと思っていた。コンクリートのSCが大半の梅田、阿倍野と違い、ミナミは難波はともかく心斎橋周辺は自然発生の商店街やストリートで店舗の入れ替えや拡張が早く、スピード化の時代に対応する能力が高いからである。更に地域間の競争も熾烈で負けた地域は賃料が下がり、新たな店舗を誘引する可能性もあるのでミナミに関してはやはり大阪の中心と考えていた。
例えば心斎橋でも数年前まではアメ村が全盛で心斎橋通りはアメ村の通り道と揶揄されていたくらいであったが、それが一変したのは大丸が新館に「うふふがーるず」を作り、アメ村の有力店を誘致してから逆転が始まったのである。
それは下記の日経の記事にもみられる。

H&M、ザラのグローバルファッション企業の進出は、ブランド誘致や既存店の業績にプラスに働いている。2009年時点で「平日7万人、土日12~13万人」だった通行量は、現在「平日12万人、土日17万人」に増加。「ビームス」「アーバンリサーチストア」「ローズバッド」といった人気セレクトショップも商店街に出店し始めた。
 心斎橋筋商店街に婦人服専門店を4店舗出店する玉屋の商品統括MD・島川光博氏は、商店街の現状をこう語る。「ファストファッションの大型店が集積したことで、ファミリー層と中国人を中心としたアジア人観光客が増えた。大型連休や盆休み、正月は特に多く、売れ筋もほかの地域と異なる。梅田や阿倍野が話題を集めた2011年を除けば、ここ数年売り上げは伸びている」

これで待望のフォーエバー21が出店すれば来年は平日が休日並みの通行量となりそうである。梅田に阪急百貨がオープンしており、グランフロントの商業施設と同時開業で大阪の街は沸騰しそうである。更に夏には近鉄百貨もオープンと凄い年になる。14年には近鉄ハルカスとハリーポッターオープンで大阪は観光・集客都市として大注目となる。
それまでに橋下市政は御堂筋の歩道拡大・緑地化、難波駅前の緑地化党の都市インフラを完成させてもらいたいものである。

ミナミでは梅田との競争より難波対心斎橋の競争がし烈で両地域が競争して広域ミナミ圏として魅力あるエリアとなるのは間違いがない。
私はアメ村、堀江の動向が次の焦点と考えている。このまま衰退するのか、大阪ファッションの一大拠点としてファッション創業者の孵化器となるのか。
高かった家賃が大幅下落すればオタロード周辺と併せて原点である大阪発の新規ビジネスやファッションの拠点として再復活すると信じる。

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