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泉大津駅高架工事は、 南海本線の「松ノ浜駅」から「泉大津駅」付近の約2.4kmを高架化し、途中8箇所の踏切を除却、都市内交通の円滑化を図り分 断され た市街地の一体化により都市の活性化を図る事業です。2009年6月7日に泉大津駅の難波方面ホームが高架化され、下り線は2012年8月4日から高架に切り替わりました。
【過去記事】
→南海本線-泉大津駅高架化工事 11.08
→泉大津駅高架化工事 10.11
→泉大津駅高架化工事 09.12
【事業概要】
・事業名称:南海本線(泉大津市)連続立体交差事業
・延長 :約2.4km
・踏切除却数:8箇所
・事業主体:大阪府
・事業期間:平成7年度から平成27年度(予定)
・総事業費:約453億円
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前回の取材が2011年8月だったので、ほぼ2年ぶりに現地を訪れました。本当は下り線が高架に切り替わった直後に着たかったのですがタイミングを逸してしまい、その後ズルズルと取材出来ずにいました。今回は和泉府中駅の橋上駅舎の撮影とセットで取材する事でようやく撮影する事が出来ました。写真は2012年8月に高架化された旧下りホーム付近の様子です。地上にあったホームと線路あh撤去されており駅前整備の仕上げが行われていました。
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それでは上下線共に高架化された泉大津駅を見て行きましょう。こちらは高架下にある西出口付近の様子です。天井が高く広々とした空間が広がっています。
2階改札階に繋がるエスカレーターと階段の様子です。写真左奥にはEVも設置されています。
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改札内に設置された発車標の様子です。液晶モニタを使用したフルカラータイプです。モニター画面内の表示デザインは関空開港時に南海が採用したCIデザインに準拠しています。
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改札内コンコースの様子です。上下線が高架化された為、以前に比べるとかなりゆとりを感じます。
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新装なった下り線ホーム(写真右)の様子です。先行して高架化された上り線ホームと同じデザインになっています。
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下り線ホームの中央付近の様子です。ホーム上屋の真ん中にズラリと設置されている円筒形の水銀灯が目を引きます。
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駅名票、時刻表、発車標などの案内サイン類の様子です。駅名票の右上に駅ナンバリングの番号が表示されています。南海電鉄の駅ナンバリングは2013年4月1日より導入され、NANKAIのNとKの2文字を取ってNKが頭文字になっています。番号の割り振りは難波駅を起点に南海本線、空港線、高野線(帝塚山駅〜極楽橋線)、鋼索線に番号が割り振られました。また、高野線の汐見橋〜西天下茶屋駅と高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線は接続駅を起点にした番号が割り振られています。
例)難波駅NK01、りんくうタウンNK31、関西空港NK32、和歌山市NK45、帝塚山NK51、高野山NK87
支線は、西天下茶屋NK06-1、汐見橋NK06-5 と表示されます。
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ホームに設置された発車標の様子です。フルカラー対応の高解像度タイプで視認性が高いです。
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ホーム上屋の一部には太陽光発電パネルが取り付けられました。
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こちらは上下線ともに高架化された軌道の様子です。
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ホームを撮影していると特急ラピートが通過して行きました。「レトロフューチャー」をデザインコンセプトとした南海空港特急<ラピート>は、力強さと速さを融合させた先頭形状と人間味ある曲線、航空機のイメージから生まれた楕円窓がデザインのポイントとなっています。
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続いてやってきたのは、南海電鉄の最新鋭特急電車「サザンプレミアム12000系」です。
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通過するサザンのケツ撃ちです。特急サザンの編成は通勤型8000系+特急型12000系の8連で、難波方4両は自由席・和歌山市方4両は座席指定車となっています。この写真の車両は難波方の8000系です。
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ラピートやサザンを撮影していると、難波行き区間急行が入線しており日中にも関わらず多くの乗客を飲み込んでいました。
ついに上下線ともに高架化された泉大津駅。2面4線の近代的な駅設備は南海本線の主要駅の1つとして申し分ない出来栄えでした。駅前整備が完了した頃にまた訪れてみたいと思います。
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西出口付近が広々としてていいな
ホームは・・・青いw
一番印象に残ったんが「 青い 」w