大阪市交通局は市営地下鉄の主力車種である新20系が初期車の竣工から既に約20年が経過してる事から、同車に対してリフレッシュ工事(更新工事)を行っています。平成26年度は御堂筋線3列車(30両)四つ橋線1列車(6両)中央線2列車(12両)千日前線1列車(4両)堺筋線1列車(8両)のリフレッシュ工事が行われる予定ですが、今年度のリフレッシュ工事から乗客案内表示装置の表示器が従来のLEDからLCD(液晶モニタ)に変更される事になりました。LCD(液晶モニタ)が設置されたリフレッシュ車の第1弾は中央線の新24系(24603F)。すでに更新工事を終え営業運転を始めています。
・新型車両主要改善点
車内照明にLEDを採用
空気清浄器を一部の車両へ試験的に導入(プラズマクラスター)
・車両リフレッシュ改造(一部列車を除く)主要改善点
車内照明にLEDを採用
乗客案内装置の表示器を文字だけでなく絵柄も用いたきめ細かな情報を提供できるよう液晶ディスプレイに変更
・新型車両の導入
御堂筋線1列車(10両)
・車両リフレッシュ改造
御堂筋線3列車(30両)四つ橋線1列車(6両)中央線2列車(12両)千日前線1列車(4両)堺筋線1列車(8両)
営業運転を始めたばかりの新24系(24603F)に遭遇したので、さっそく撮影してきました。リフレッシュ工事の内容は先日ご紹介した千日前線のリフレッシュ車と同じです。外観上の大きな特徴は車体側面に追加された号車表示。これの有無でリフレッシュ車かどうか?がひと目で分かります。
車内の様子です。座席シートのバケットシート化、シート中央部にスタンションポールを追加、床敷物の張替え、ドア上部のつり革増設、扉開閉予告灯が取り付け、乗降口の床面に黄色の警戒ラインが追加がついかされています。千日前線のリフレッシュ車と同じ改造メニューです。
ただ、車内の印象が随分と異なっています・・・というか白くて明るい。
ただ、車内の印象が随分と異なっています・・・というか白くて明るい。
印象が異なっている理由は、今年度のリフレッシュ車から導入されたLEDの照明。白色で非常に明るく、車内が新しくなった様な印象を与えていますま。また、LED照明の導入に伴い、蛍光灯グローブは無くなりました。
そして、こちらがドア上部に設置されたコイト電工製(PDF)のLCD方式の情報案内装置。
表示内容はこんな感じです。電車の現在位置と各駅までの所要時間、各駅の階段、エスカレータ、エレベータの位置が表示されるので、非常に便利です。文字表示のみのLEDタイプとは情報量が違いますね。
LCD方式の車内表示器は千鳥配置で設置されており、反対側のドア上部は路線案内図が取り付けられてます。
千日前線の新21系リフレッシュ車とは異なり、電照式の案内器ではなく普通の路線図です。
営業運転を開始した新24系リフレッシュ車(24603F)。リフレッシュ対象となる新21系は560両の大所帯で、リフレッシュ工事はこれから本格化します。今後の大阪市営地下鉄の車両は、このリフレッシュ車のレベルにまで引き上げられる事になりそうです。液晶モニタを搭載した車両も一般的になってゆくと思います。
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30000系の方は谷町線向けは交通電業社製。
→http://www.parasign.co.jp/html/TR4000.htm
http://www.parasign.co.jp/html/TR4001.htm
同じ30000系でも御堂筋線向けは三菱電機の最新仕様です。
24系のリフレッシュ工事施工車ものは北急9000形でも採用されたものと同じ「パッとビジョン」の4:3仕様です。
http://www.koito-ind.co.jp/new_product/lcd.php
http://www.koito-ind.co.jp/new_product/pdf/lcd-pattovision.pdf
新20系の車内案内表示器は交通電業社製が基本ですが、けいはんな線関連による改造工事で後付けになっているものはコイト電工製のようで、今回施行された編成で電照式の案内表示器が無いのは元の制御器のメーカー異なる事も関連しているようです。
http://www.parasign.co.jp/html/product_c20.htm