「立誠ガーデン ヒューリック京都」は、1993年に閉校した京都市中京区の元立誠小学校の跡地に対する再開発計画です。京都市と地元の立誠自治連合会は、大手不動産会社ヒューリックと覚書を締結し再開発が行われました。地域のシンボルになっている旧校舎は、講堂と北校舎の西側の一部を解体した上で、耐震改修を施し主要な外観や内装は保全、再生されます。
【過去記事】→(仮称)ザ・ゲート立誠京都、立誠小学校跡地利用計画の状況 18.12
【出典元】
→立誠ガーデン ヒューリック京都
→配布資料(京都市)(PDF形式, 598.66KB)
→配布資料(ヒューリック)(PDF形式, 1.06MB)
「立誠ガーデン ヒューリック京都」は、貴重な近代建築である元立誠小学校の校舎を保全・再生した既存棟と、それにデザインを調和させた新築棟で構成されています。 既存棟の 2~3階および新築棟の2~8階には 、「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC 」 が開業。1階は自治会活動スペースや、「ヒューリックホール京都」、一般社団法人文まちが設置・運営する「立誠図書館」、そして、京都初進出 、新業態を含む商業 8店舗 がオープンします 。
計画地は京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310番2他。阪急京都線 河原町駅より 徒歩 3分。計画地東側「高瀬川」が流れるなど、繁華街に近い割に趣のある立地です。
立誠ガーデン ヒューリック京都の施設構成イメージです。保存棟は敷地北東側、新築のホテル等は敷地西側に建設されました。
【スペック】
名称:立誠ガーデン ヒューリック京都
計画名称:(仮称)立誠小学校跡地利用計画
所在地:京都府京都市中京区備前島町310−2
階数:地上8階、地下1階
高さ:30.37m
構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :
主用途:ホテル・商業施設・自治会活動スペース・文化事業スペース等
客室数:184室
敷地面積:4,851.68㎡
建築面積:
延床面積:14,991.98㎡
建築主:ヒューリック
設計者:竹中工務店施工者:竹中工務店、古瀬組JV
着工:2018年11月
竣工:2020年07月(営業開始予定)
所在地:〒604-8023 京都府京都市中京区備前島町310−2
2020年6月の様子
現地の様子です。立誠ガーデン ヒューリック京都、「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」 は2020年7月21日のオープンを目指して工事は最終盤を迎えています。新築棟の様子です。
新築棟の 2~8 階には、ヒューリックホテルマネジメント京都株式会社が経営する「ザ・ゲートホテ ル京都高瀬川 by HULIC」が開業します。「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」は、関西エリア初のザ・ゲートホテルシリーズとして開業し、総客室数は184室客室面積は32 ㎡を確保。8階ロビーレストランからは、東山を一望するパノラマビューが堪能できます。保存棟の様子です。
商業テナントは、発酵生活 発酵カフェ&バー/cotoiro/ブルーボトルコーヒー 京都木屋町カフェ /MASTER’S DREAM HOUSE KYOTO/TRAVELING COFFEE /MANHATTAN ROLL ICE CREAM/春水堂/LEMONADE by Lemonicaの合計8店舗が出店します。
南東側から見た様子です。ホテルと商業施設の他に、地域コミュニティの拠点となる自治会活動スペースや、文化的拠点となる「ヒューリックホ ール京都」(客席数約 200 席規模)、一般社団法人文まちが設置・ 運営する「立誠図書館」が入居しています。
高瀬川との位置関係はこんな感じです。
オープンスペース「立誠ひろば」の様子です。人工芝が敷かれています。
最後は南側から見た様子です。
2019年8月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2018年12月だったので、8ヶ月振りの取材です。
正面玄関付近の様子です。
保存箇所のアップです。
新築部の様子です。既に最高部まで到達しています。
最後は南西側から見た様子です。