アミュプラザ鹿児島は、鹿児島中央駅にある複合商業施設(駅ビル)です。九州新幹線の部分開業から約半年後の2004年9月に開業しました。建物は地上8階、地下1階で、延床面積約58,400㎡、商業施設面積約33,000㎡の規模です。
アミュプラザ鹿児島の開業10周年を機に、鹿児島中央駅東口にあった大階段部分に地上7階、売場面積5,000m²、延床面積8,700m²の新館「プレミアム館」がオープン。核テナントとして、4階から6階の1,800m²に生活雑貨大手の東急ハンズ鹿児島店が出店しました。こちらは以前にあった大階段の様子です。2011年頃の撮影。
現在の様子です。プレミアム館は浅井建築設計事務所が設計を担当し、デザイン監修はドーンデザイン研究所 水戸岡鋭治氏が手がけました。
鹿児島は「黒豚、黒酢、黒糖、黒焼酎」などの農産物や「黒千代香、薩摩焼、黒切子」の生産品のように、「黒」に代表される文化・イメージカラーが根付いていることから、外観は黒が基調色に採用されました。
外装の花崗岩は降灰に配慮、凹凸を避けたメンテナンスしやすい滑らかな仕上げで、1・2階にはアースカラーの赤れんがをアクセントに用いています。建物形状は周辺建物が直線を主流としており、調和を保つため奇抜な形を避けたデザインで、物販店舗の面積を最大限有効活用できる形状となっています。
建物西側の様子です。近づいて細部を見ると「水戸岡テイスト」が各所に鏤められている事が解りました。
最後は建設工事中の中央町19・20番街区第一種市街地再開発事業との並びです。