JR九州は2019年3月19日に「JR九州グループ中期経営計画 2019-2021」を決議し内容を発表しました。その中ででJR博多シティを増床する「博多駅空中都市構想」を発表、博多駅の在来線の線路上空を立体的に利用した複合ビルの建設が明らかになりました!増床部分は、在来線ホームと線路上に数百億円かけて建設し、オフィス、ホテル、商業施設からなる都市機能が更に強化されます。JR九州は、福岡市が進めている再開発誘導策「博多コネクティッド」を活用し、現状の駅ビルの高さ約60mより上乗せを目指しています。
【出典元】
→「JR九州グループ中期経営計画2019―2021」 ~次の「成長ステージ」に向けて~
※よっぴーさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
福岡市が進める再開発促進構想「博多コネクティッド」
福岡市は、九州最大のターミナル「博多駅」の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく、再開発誘導策『博多コネクティッド』を進めています。対象エリアは博多駅から半径約500m,約80haの地域で、福岡市都心部容積率特例制度、ビルへのテナント優先紹介、行政によるビルのPR、特定都市再生緊急整備地域(金融支援,税制優遇など)、航空法の高さ制限の承認など、規制緩和と行政による開発支援を行い、対象エリアに民間投資を呼び込み、再開発を誘発させ経済を活性化させる取り組みです。
【出典元】→博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく 『博多コネクティッド』始動!!
複数エリアで規制緩和。攻めの姿勢が都市を活性化させる
福岡市では、今回ご紹介した博多駅周辺の再開発誘導策「博多コネクティッド」の他に、天神・大名地区の再開発事業「天神ビッグバン」、中央ふ頭・博多ふ頭の再整備「ウォーターフロントネクスト」が同時に進行しており、行政の積極姿勢が目を引きます。実際に天神ビッグバンは複数の再開発を誘発しています。後発の「博多コネクティッド」は航空法の高さ規制が実現していませんが、少しでも規制を緩和し投資を呼び込もうとする姿勢は評価出来ると思います。
博多は福岡空港が市街地からすぐ近くで良い面もありますが、何よりも航空法で高さ制限が厳しくて
「超高層ビル」が出来ないのが悩ましいですよね。
天神地区だけでなく、博多駅周辺も勢いを感じますね(╹◡╹)