本町ビルディングは、大阪市中央区の本町1丁目交差点の南西角地に立つオフィスビルです。竣工1961年の古参のビルで、旧称は東邦商事本町ビル 。SRC造9階、地下2階、延床面積14,782㎡の規模で、設計は日建設計(塔屋レリーフ:今井兼次氏) です。
このビルを特徴付けるのは、屋上の塔屋に設けられた巨大なレリーフ。1,000 名を超えると想定されたテナント入居者の憩いの場となる屋上広場を飾るものとして、ガウディに大きな影響を受けた建築家・今井兼次氏がデザインしました。
本町ビルディングは建築家・安藤忠雄による建て替えが計画されてますが、このビルと街の歴史を継承するために、屋上のフェニックス・モザイクと、低層部のレリーフは保存される予定です。
本町ビルディングの解体工事は2015年2月中に終了し、続いて新ビルの建設に着手、大阪商工信用金庫の新本店ビルの完成は16年9月、グランドオープンは16年12月の予定です。新ビルの規模は地下2階地上12階建て。1階に本店営業部、2階に200席のホール、3階から10階に本部の各部署、11階に食堂などが入ります。