フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波 宿泊記 、Part2は 客室編。今回宿泊したのはスタンダードツインルーム(21㎡)。客室は、フローリングの床にナチュラルトーンを基調とした、シンプルで心地よい暖かさに満ちた空間です。ホテルのイメージカラーである藍色の「ファブリックパネル」を差し色にした、シンプルモダンの大人っぽいデザインとなっています。
120㎝幅のベッドを2台配したツインルームは、バスタブ無くしシャワーブースとした事で、21㎡とは思えない広々とした居室空間を実現しています。ウェットエリアと居室がシームレスになった設計は、洗面台がベッドルームと向かい合っている最近流行のレイアウトですね。
ベッドはシモンズ製で寝心地は抜群。上質なシーツは肌触りが良く快眠を約束してくれます。また、ベッドの高さ絶妙で立ち上がるのが楽でした。
ナイトテーブル付近にある「アンビエントライト」。少しレトロなデザインで雰囲気を盛り上げてくれます。読書灯は天井に埋め込まれたLEDスポットがあり、輝度も十分に確保されていました。
ナイトテーブルの様子です。内線電話と目覚まし時計が1つ。
ナイトパネルはこんな感じ。USB給電ポートとコンセントが2つあります。
壁掛設置のTVは50インチ。設置位置が絶妙でベッドから無理の無い体制で視聴できます。窓際のソフィアからもちゃんと見える位置でした。スマホからのCastには対応していません。
大阪の川の流れをイメージしたファブリックパネル。
ソファー・ミニバー
フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波は全室にソファを備えています。
ソファ前には大きめのガラステーブルがあります。ガッツリ仕事・・には向きませんがコンビニ弁当やスイーツを広げて楽しむには十分なサイズです。また,テーブルの高さが絶妙で,ベッドに寝転がった時にペットボトルやスマホを置くときにピッタリの高さに設定されていました。
ソファ横にもコンセントとUSB給電ポートがあります。
ソファーとミニバーの様子です。
無料のミネラルウォーターが2本、インスタントコーヒー、緑茶などがあります。
引き出しがあるので何かと便利そうです。
冷蔵庫はこんな感じです。要領も十分でガッツリ使えそうです。
スライドスクリーンで水廻りを仕切れる
ウエットエエリアと居室がシームレスな設計は開放感がありますが、苦手な方もいらっしゃると思います。
フェアフィールド大阪難波の客室はスライドスクリーンがあり、シーンに応じて使い分ける事ができます!
ウエットエリアから居室を見た様子です。広々感は最高ですが、洗面台を使った時の水はねが気になります。
スクリーンを締めれば万事解決!これは便利ですね・・。
ウェットエリア
洗面台の様子です。小ぶりですが機能的に纏まっています。
反対側から見るとこんな感じです。女優ミラーは拡大鏡付きで、本体は角度を変える事ができます。
洗面台を上から見るとこんな感じです。
アメニティの様子です。1つだけ不満だったのが、ブラシではなく小さなクシだった事です。今回は小さなブラシを持参していたのであまり気になりませんでしたが、他に良い点が多いのでちょっと勿体ないかもしれませんね。
ハンドソープは据え置き型でしたが品質は良かったです。
洗面台の下にはタオル類とドライヤーがあります。
タイル張りのシャワーブース・トイレ
シャワブースの様子です。バスタブを無くしてレインシャワーを備えたシャワーブースを設けるのは最近の流行です。中はタイル張りで高級感がありました。
たっぷりとお湯を使う事ができるシャワー。トイレ・バスタブ・洗面台が1つになった、一昔前の狭いユニットバスに比べると「シャワーブース」の方が圧倒的に使いやすいと思います。少し前までは「バスタブの無い部屋はちょっと・・」と思っていましたが、慣れると出来の良いシャワーブースの方が快適に思えてきました。
もちろん洗い場付きのバスルームが在れば最高なのですが、客室の広々感と宿泊料金を考えるとシャワーブース・オンリーの客室は「あり」だと思います。シャンプーとボディソープは据え置き型。本体をギュッツと握ると出てくるタイプです。
シャワーブースにはバスチェアがあります。椅子に腰掛けてレインシャワーに打たれると至福の時が味わえます。
トイレも広々としており快適でした。
オープンクローゼット
クローゼットはパイプハンガーを備えたオープンタイプ。こちらも客室を広く見せるポイントの1つです。
パイプハンガーの様子です。
荷物置き場の様子です。これが絶妙な場所にあり、洗面台からココに置いたカバンに直ぐ手が伸ばせて嬉しい感じでした。高さ、奥行き、大きさもパーフェクト。
レストラン「Alice’s Table」
朝食会場は1階にあるレストラス「アリステーブル」。日中はコワーキングスペースとして利用されているので、かなりの大箱のレストランです。
レストランの店舗デザインも素晴らしい。
宿泊時はメイン1品(卵料理、BLTバーガー、ポキ丼)を選び、パンやフルーツ、ヨーグルト、ドリンクがフリーフローになる「ハーフビュッフェ」形式で提供されていました。
パン類はこんな感じです。
メインが運ばれてきました!今回は「BLTバーガー」をチョイス。それにサラダ、ミニグラタン、フルーツ、コーンポタージュが付いています。
BLTバーガー、メッチャ美味しい!!そしてミニグラタンも予想外に旨い!!BLTバーガーのセットだけでお腹いっぱいになりそうでした。
マリオット家に伝わるレシピで再現したホテル特製ブラウニー。リッチなコクと風味を持ちつつクリーミーなチョコレートに、ナッツの香ばしい風味がアクセントとなったブラウニーはコーヒーにピッタリでした!
まとめ
今回宿泊したフェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波ですが、マリオット系列のホテルブランドでは比較的低価格なラインですが、それを覆すクオリティの高さに驚きました。
まず、ロビーや客室など全体のデザインがとても良いです。「水都大阪の川の流れ」や「難波水藍のブルー」などの大阪難波のローカリティーをエッセンスとして取り入れたデザインは、シンプルで心地が良いものでした。アロフトやモクシーなどに比べて大人っぽいデザインが落ち着きます。
さらに見た目のデザインだけではなく、様々なアイテムの使い勝手が良くて本当に感心しました。
たとえばベッドの高さが立ち上がりやすくて腰が楽だった事、ベッドサイドにあるテーブルの高さが丁度よい、ソファーの横にUSB給電ポートがあり充電しながら寛げる、ウェットエリアと居室を仕切るスライドスクリーンが半開・全開出来、シーンに応じて使う事ができる、オープンクローゼットの位置が最適で身支度している時に持ち込んだカバンに自然と手が届く・・・。
これらは偶然ではなく完璧に計算しつくされた、デザインされつくした結果得られる使い心地だと思います。そういった意味で考えると、フェアフィールド大阪難波は価格帯やブランドステータスを抜きに、並みのシティホテルを凌ぐホテルであると言えると思います。
見た目の美しさに加え、計算しつくされた使い勝手の良さ。本当の意味で良いデザインと言えるホテルに出会う事が出来ました。フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波は、文句なしでお勧め出来るホテルです。
名 称 :フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波(Fairfield by Marriott Osaka Namba)
所 在 地 :大阪市浪速区元町2丁目3番25号
交通アクセス:JR難波駅、南海電鉄・大阪メトロ難波駅 徒歩5分
敷 地 面 積 :1,669.48㎡ (登記簿面積)
延 床 面 積 :10,978.96㎡
構 造 :鉄骨造
階 数 :地上14階建
客 室 数 :全300室(ツインルーム:156室、キングルーム:143室、バリアフリー:1室)
附 帯 施 設 :レストラン(一部会議室用途として利用可)・ジム・駐車場
運営開始日 :2020年7月1日(水)
施 工 会 社 :信和建設株式会社