阪神高速の1号環状線および16号大阪港線 は、大阪都心部の都市活動や市民生活を支える大動脈の役割を担う重要な路線です。 現在、湾岸・神戸方面から都心に向かう、大阪港線東行きから環状線北行きには直接接続されて無いため、環状線北側に接続している11号池田線や12号守口線に向かうには一方通通行の巨大なルーレット状になっている環状線の南半分をグルリと半周する必要があります。
また、大阪港線の阿波座付近は、神戸線との合流部と阿波座出口の分合流が近接しているため交通の錯綜が発生しており、環状線の信濃橋付近においても、大阪港線の渡り線の合流部 と土佐堀出口の分流部が近接しているため交通の錯綜が発生し渋滞が多発しています。この様な状況を打破する為に、大阪港線東行きから環状線北行を直接結ぶ渡り線の建設工事及び、渡り線前後の各幅工事が行われています。
【過去記事】
→阪神高速-西船場JCTの建設状況 17.09
→阪神高速-西船場JCTの建設状況 15.12
【出典元】
→阪神高速の取り組み > 阪神高速の建設中道路 > 西船場JCT
西船場JCTの建設に合わせて、大阪港線の約800mが1車線拡幅される他、環状線も土佐堀出口までの約710mの区間が拡幅され、この区間は4車線になります。
こちらはオリックス本町ビル付近に建設される、信濃橋渡り線の様子です。オリックス本町ビルが角にある為、空間的な余裕が無いので「どうやって接続するんだろ?」と思っていましたが、オフィシャルサイトの完成予想図を見ると、急カーブで強引につなげる様です。
現地の様子です。前回の撮影が2017年9月だったので約3ヶ月振りの取材です。
この工事の山場の1つである、四つ橋筋を跨ぐ区間ですが、この区間の架設がいよいよ近づいてきています。
東側の様子です。
そして、これが四つ橋筋の上に架設される(と思われる)高架橋です。既に四つ橋筋西側でスタンバイしていました。
この巨大な高架橋をどうやって動かして四つ橋筋の上に架設するのか?興味深々ですね。
本線と分岐して渡り線に繋がる箇所も見えてきました。
ただ、渡り線から環状線に合流する区間の工事はまだまだ時間がかかりそうな感じでした。
西船場JCTー信濃橋渡り線の建設工事ですが、完成予定は平成31年度となっています。なんとか予定どおりに工事を進めて欲しいですね。
https://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/building/nishisemba/20180424.html
『西船場JC:阿波座合流区間車線増設部の開放』・・・大阪港線拡幅部(阿波座合流区間)約800mを、本日2018年5月28日に開放しました。
https://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/building/nishisemba/passage2.html
直近の工事状況・・・四つ橋筋上の区間「4・5ブロック」の桁架設が完了しましたよ(^_^)
http://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/building/nishisemba/passage2.html
直近の工事進捗状況ですが、工場内で製造中の信濃橋渡り線部分の鋼桁が姿を見せつつあるのが目を引きましたね(°▽°)!
「これが架設されるのか」とワクワクしてきました( ◠‿◠ )
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これから架設予定の高架橋桁を初めて間近で見ましたけど、やはりデカいなあ!∑(゚Д゚)というきわめてシンプルな感想を抱きました(^_^;)
現状は南北区間より中央大通に沿った東西区間の工事が先行していますね。こちらはだいぶ形が見えてきたように感じました。
この先はやはり環状線合流部の工事が一番の見どころとなってくるでしょう。工事に遅れがなく、予定通りに無事開通するよう願っています(*´-`)