阪神高速の1号環状線および16号大阪港線 は、大阪都心部の都市活動や市民生活を支える大動脈の役割を担う重要な路線です。 現在、湾岸・神戸方面から都心に向かう、大阪港線東行きから環状線北行きには直接接続されて無いため、環状線北側に接続している11号池田線や12号守口線に向かうには一方通通行の巨大なルーレット状になっている環状線の南半分をグルリと半周する必要があります。
また、大阪港線の阿波座付近は、神戸線との合流部と阿波座出口の分合流が近接しているため交通の錯綜が発生しており、環状線の信濃橋付近においても、大阪港線の渡り線の合流部 と土佐堀出口の分流部が近接しているため交通の錯綜が発生し渋滞が多発しています。この様な状況を打破する為に、大阪港線東行きから環状線北行を直接結ぶ渡り線の建設工事及び、渡り線前後の各幅工事が行われています。
【出典元】
→阪神高速の取り組み > 阪神高速の建設中道路 > 西船場JCT
→西船場ジャンクション信濃橋渡り線の開通
【過去記事】
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 19.01
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 18.07
→阪神高速ー西船場JCTの阿波座合流区間800mが3車線に!2018年5月28日から増設区間が開放される
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 17.12
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 17.09
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 15.12
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 15.07
→阪神高速–西船場JCTの建設状況 15.01
阪神高速は2019年12月5日付けのニュースリリースで、西船場ジャンクション信濃橋渡り線を2020年1月29日に開通すると発表しました。今回の開通により、16号大阪港線東行きと1号環状線北行きが直接接続することになり、大阪港線から池田・守口方面へ向かうための環状線等の半 う回が不要となり、走行距離が短縮されます。従来の迂回するルートと比べて走行距離が約5.5km短縮され、天保山入口から梅田出口までの所要時間は約5分の短縮を見込んでいます。
西船場ジャンクション信濃橋渡り線は、今まで「ありそうで無かった道路」です。阪神高速は湾岸線西伸部を着工し、淀川左岸線延伸部の実現に向けて検討を進めるなど、ネットワーク強化に向けた取り組みが加速しています。
西船場JCT、来月の開通へ工事もラストスパートに差しかかりました(^。^)
https://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/building/nishisemba/passage2.html