近鉄 レストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴール・しま)」11月1日運行開始へ!名古屋〜賢島を結ぶ新レストラン列車、料金・ダイヤも発表

※AIで作成した完成イメージ

近畿日本鉄道、近鉄・都ホテルズ、近鉄リテーリングの3社は2026年4月8日、レストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴール・しま)」の運行開始日を2026年11月1日とすると発表しました。あわせて、旅行代金、運行ダイヤ、販売開始日、旅行会社での商品展開、シンボルマーク・ロゴタイプも明らかになりました。

「Les Saveurs 志摩」は、上質な車内空間でフランス料理を楽しめる新たな観光列車です。コンセプトは「美食が誘う、優雅な列車旅」。志摩観光ホテル総料理長が監修する本格的なフレンチコースと、近鉄・都ホテルズ監修のフレンチをより気軽に楽しめるフレンチ膳の2種類を用意し、名古屋圏と伊勢志摩を結ぶ新たな観光商品として展開されます。提示文および公式発表の内容からも、鉄道移動そのものを食体験へ転換する列車として位置づけられています。

11月1日に運行開始、販売は9月1日から

運行開始日は2026年11月1日。販売開始日は2026年9月1日で、まず11月・12月運行分をインターネットで発売します。以降は1カ月分ずつ、3カ月前の1日から販売開始する予定です。購入方法の詳細は、今後特設サイトで案内されます。

また、クラブツーリズムなどの旅行会社では2026年5月から順次、同列車を組み込んだ旅行商品を発売予定とされています。列車単体だけでなく、宿泊や観光を組み合わせた商品展開も見込まれます。

旅行代金

フレンチ膳

旅行代金は、フレンチコースとフレンチ膳の2種類が設定されています。料金には、近鉄名古屋〜フリー区間(伊勢市〜賢島間)の乗車券、料理、ウェルカムドリンク、食後のドリンク、諸税が含まれます。その他のドリンクは別料金です。

フレンチコース(イメ―ジ)

フレンチコースは、名古屋から鵜方・賢島まで、または賢島・鵜方から名古屋までの通し利用が基本です。一方のフレンチ膳は、伊勢市、宇治山田、五十鈴川、鳥羽など途中駅からも利用できる設定となっており、伊勢志摩エリア内の観光や宿泊と組み合わせやすい構成です。

この違いにより、フレンチコースは“列車に乗ること自体が目的”の高付加価値商品、フレンチ膳は“観光行程に組み込みやすい商品”として役割分担が明確になっています。


コース 平日 土休日
フレンチコース 33,000円 36,000円
フレンチ膳 19,000円 21,000円

運行は近鉄名古屋〜賢島間を1日1往復

「Les Saveurs 志摩」は、近鉄名古屋〜賢島間を往復するダイヤで運行されます。提示文では週6日運転予定とされており、名古屋から伊勢志摩へ向かう観光需要を意識した設定となっています。

運行ダイヤ(近鉄名古屋 → 賢島)


駅名 時刻 フレンチコース フレンチ膳
近鉄名古屋 発 11:05
伊勢市 着 12:48
宇治山田 着 12:51
五十鈴川 着 12:54
鳥羽 着 13:05
鵜方 着 13:29
賢島 着 13:35

※フレンチコースは、近鉄名古屋発で鵜方・賢島着のみ利用可能です。

運行ダイヤ(賢島 → 近鉄名古屋)


駅名 時刻 フレンチコース フレンチ膳
賢島 発 16:35
鵜方 発 16:41
鳥羽 発 17:08
五十鈴川 発 17:19
宇治山田 発 17:23
伊勢市 発 17:26
近鉄名古屋 着 19:12 ※土休日は19:08

※フレンチコースは、賢島・鵜方発で近鉄名古屋着のみ利用可能です。

このダイヤを見ると、下りは昼食を楽しみながら伊勢志摩へ向かい、上りは夕方から夜にかけて名古屋へ戻る流れです。単なる移動手段ではなく、往復ともに“食事を主役にした列車体験”として設計されていることが分かります。

英虞湾を皿に見立てたシンボルマーク

今回の発表では、シンボルマークとロゴタイプも公開されました。シンボルマークは、海の幸を取り入れたフレンチを提供する列車という特徴を踏まえ、英虞湾のリアス海岸の風景を料理のお皿のイメージと重ねて表現したものです。ブランドデザインの面でも、伊勢志摩の景観と食の価値を一体で訴求する構成になっています。

名古屋圏と伊勢志摩を結ぶ“移動そのものが目的”の列車に


※AIで作成した完成イメージ

近鉄はこれまでも観光特急「しまかぜ」などで伊勢志摩方面の魅力発信を進めてきましたが、今回の「Les Saveurs 志摩」は、そこに本格的な食体験を掛け合わせた点が新しい特徴です。鉄道、ホテル、リテールを持つ近鉄グループならではの総合力を生かし、単なる観光列車ではなく、沿線全体の滞在価値を引き上げる商品として投入する構図が見えてきます。

特に、発着駅を近鉄名古屋に設定したことで、中京圏から伊勢志摩への新たな高付加価値導線としても機能しそうです。移動時間を消費時間ではなく体験時間へ変える列車として、今後の販売動向にも注目が集まります。






出典元

  • 近畿日本鉄道・近鉄・都ホテルズ・近鉄リテーリング ニュースリリース(2026年4月8日)

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