新幹線口に新たに設けられたロータリー付近の様子です。コンコースの壁面はガラス面の比率が非常に高く中の様子が良く見えました。
新幹線のりば付近の様子です。整然と配置されたサイン類。LED表示の発車標は3色LEDながら高解像度表示で7段の大型機です。
自動改札は6通路。鹿児島中央駅でもご紹介した白色の自動改札機でした。この改札機の白色は新幹線800系とイメージを統一しているのかもしれませんね。
改札内コンコースの様子です。高い天井には渋い色合いの木材が使われています。細い黒色のスリットに取り付けられたスポットは最近の流行の照明プランです。壁面、床面共にかなり高級な素材を使っている様で、全体的に質感がメチャクチャ高いです。デザインも洗練されており文句無くカッコいい空間だと思います。無粋なカタログスタンドや後付けのポスターパネル、ラミネーターで急ごしらえした案内文字等は全く在りません。
そのオシャレなコンコース内に飾られていた巨大な風神雷神の彫像。凄い迫力と存在の為、道行く人々の多くが足を止め、記念撮影されていました。この風神雷神は熊本大学教育学部美術科の学生さんが制作されたそうで、「風を吹かず 雷を鳴らさず 争いや災いを封印」していとの記述がありました。素材はなんと発泡スチロール。質感が高くてとても発泡スチロールには見えません。2011年5月31日まで展示されています。
続いてホームの様子です。熊本駅の新幹線ホームは島式ホーム2面4線のシンプルな構造です。
発車標の様子です。九州新幹線に置ける熊本駅の位置づけは東北新幹線で例える所の仙台駅に相当すると思います。その為、鹿児島中央駅では時間2本だった発着本数が、熊本駅からは時間4本に倍増し、日中でも大阪直通「さくら」が1本、博多行き「さくら」2本、博多行き「つばめ」1本が頻発しています。
ホームから新幹線口側に新設された駅前ロータリーを見下ろしました。熊本駅は熊本市の中心部からかなり外れた場所にり、新幹線口は中心部の反対側にあたる為、大都市の駅前とは思えないのどかな風景が広がっていました。
最後は博多に向けて出発した「つばめ」をホーム端からパチり。
九州新幹線に合わせて新装成った熊本駅。新幹線の駅部分はとにかく気合いが入った造りで熊本の新幹線に対する力の入れようが伝わってきました。デザイン、質感も素晴らしく文句の付けようが無いほどの完成度でした。あの風神雷神の像は不思議とコンコースにマッチしていたので常設しても良いのでは・・と思いました。