【再都市化ナレッジデータベース】

東京・高輪ゲートウェイ駅で7種類の自律移動型ロボットの実証実験が始まる【2020年7月から順次】



JR東日本は今年3月に暫定開業した高輪ゲートウェイ駅で、最新の駅サービス設備の導入および実証実験を進めています。同社は2020年7月7日付けのニュースリリースで、より安心して駅が利用できるようにするため、軽食・飲料を運ぶ「配膳ロボット」、非接触で消毒できる自律移動型の「消毒作業ロボット」、自律移動型の「手荷物搬送ロボット」などの実証実験を高輪ゲートウェイ駅の通常非公開のエリア・時間帯で行うと発表しました。2024年度のまちびらきを予定している品川開発プロジェクト(第1期)における導入を目指す計画です。

【出展元】
高輪ゲートウェイ駅におけるロボットの活用について

 

 



今回の実証実験では「消毒作業ロボット」と「軽食・飲料搬送ロボット」のテストが行われます。また、同時期にPartner Base Takanawa Gateway Station での移動の際に利用する「パーソナルモビリティ」の検証も行われます。

 

 

 



まず「消毒作業ロボット」ですが、日本信号・CYBERDYNEの「CLINABO CL02(クリナボシーエルゼロ2)」、
ソフトバンクロボティクスの「Whiz(ウィズ)」、ZMP「PATORO(パトロ)」の3タイプが投入されます。駅を安心して使えるように、駅設備を消毒、駅の構内情報をもとに人が歩く程度の速度で自律的に移動。複数センサーを組み合わせて、人や障害物を避けて安全に走行しながら、消毒剤を霧状に噴霧する機能により、消毒作業を行います。コロナ禍に合わせて登場した感じですね。手すり、ベンチなど、人の手に触れる場所の消毒作業を重点的に実証実験する予定です。

 

続いて「軽食・飲料搬送ロボット」(自律移動型)はTHKの「搬送ロボット(Lifter 付き SEED-Mover)」、花岡車輛「DANDY AUTO-PILOT」、アンドロボティクス「FRUTERA(フルテラ)」が投入されます。それぞれ、菓子などの軽食、コーヒーなどの飲み物を、非接触で届け、人や障害物を感知すると自動で停止、回避を行うことで安全性に配慮しています。将来的には、ロボットを活用して、オフィスの執務スペース、公園などの屋外空間で、飲食を楽しめるような環境づくりを目標としています。公園で寛いでいると「ジュースはいかかですか?」とロボットが売り込んでくるアレです。

 

さらに、まちづくり共創パートナー向けに実証実験を行うロボットとして、利用者の手荷物を非接触で目的地まで運ぶ「手荷物搬送ロボット(自律移動型)」のテストが行われます。客の手荷物を、非接触で目的地まで運びます。将来的には、インバウンド客など大きな手荷物をもつ利用者が、自由な旅行を楽しめるようなな新しい体験の提供および、開発エリア内の物流への活用を目指します。

 

 



Partner Base Takanawa Gateway Station 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期) における、パートナーの方々とのまちづくり共創拠点として、高輪ゲートウェイ駅改札外 2階および 3階 (通常非公開エリア)に、「Partner Base Takanawa Gateway Station」 を開設。あたらしい街の模型や映像などを活用しながら、ディスカッションや実証実験を行い、まちづくりを進めていきます。

 

 

消毒作業ロボット



日本信号とCYBERDYNEの消毒作業ロボット CLINABO CL02 (クリナボシーエルゼロ 2) 吸塵型清掃ロボットの上部に消毒剤噴霧機能を搭載し、清掃作業と消毒作業をすることができる。 ロボットに搭載された各種センサーで周囲の情報を取得し、 人工知能が建物内部の形状と清掃経路を高精度に認識・ 記憶。駅での運用で必要とされる、点字ブロックや、エクスパンションの乗り越えも可能。 独自に開発した3Dカメラを搭載。進行方向の障害物を立体的に検出し、安全に一時停止や回避行動を行う。

 

 

 



ソフトバンクロボティクスの消毒作業ロボット Whiz (ウィズ) 。自律走行による床清掃を目的とした乾式バキュームのAI清 掃ロボットで、清掃前後の床面や空気中のウイルス量を大 幅に減らすことができる。(※屋内施設における検証実験による) 清掃したいルートを事前にティーチングすることで、清掃ル ートを作成することができる。 薬剤消毒ユニットを組み合わせ、ノズルの向きをかえること で床と同時に壁やドアノブなどの消毒作業も可能。

 

 

 



ZMPの消毒作業ロボット PATORO (パトロ) 。歩く程度の速度で自律走行する無人警備・消毒ロボット。人と共生するために、豊かな表情と音声によるコミュニケーション機能を有している。安全面では複数のカメラやレーザーセンサーを利用して周囲の人や障害物を検知して停止・回避。 消毒剤散布機能を上部に搭載し、多くの人が生活・往来す る場所での感染拡大防止に向け、消毒ニーズに対応する。

 

搬送ロボット(マルチ機能・自律巡回ロボット)

 



オムロン ソーシアルソリューションズのマルチ機能・自律巡回ロボット。お客さまの手荷物を荷台に乗せ、目的地までご案内。 人や障害物を感知すると自動で停止、回避を行うことで安全性に配慮。 ロボット前面に搭載したディスプレイに広告等を表示します。

 

 

 

 



THKの搬送ロボット(Lifter 付き SEED-Mover) 。パーソナルサイズの小型配膳ロボットで、主に軽食や飲み 物を運ぶことを想定。指定した場所に自律移動でお届けものを搬送。 人や障害物を感知すると自動で停止、回避を行うことで安全性に配慮しています。

 

 



花岡車輌の搬送ロボット(DANDY AUTO-PILOT) 。平面の床のみならず、スロープの上り下りにも対応した、タッチパネル操作型の小型搬送ロボット。主に軽食や飲み物を運ぶことを想定しており、指定した場 所に自律移動でお届けものを搬送。 人や障害物を感知すると自動で停止、回避を行うことで安全性に配慮しています。

 

 



アンドロボティクスのFRUTERA(フルテラ) 。指定した場所にロボットが自律移動でお届けものを搬送しま す。主に軽食や飲み物を運ぶことを想定。電波が届きやすく、通信障害に強い Wi-SUN 無線通信を用 いることで安定した接続を確保。人や障害物を感知すると自動で停止、回避を行うことで安全 性に配慮しています。

 

 

パーソナルモビリティ


トヨタ自動車の歩行領域 EV。立ち乗りタイプのパーソナルモビリティで移動をサポート。 巡回・警備業務など、歩行空間での親和性が高いパーソナル モビリティ。誰でもすぐに乗りこなせる3輪車型です。

 

 



パナソニックのパーソナルモビリティ(WHILL NEXT) 。車いすタイプのパーソナルモビリティで移動をサポート。 障害物を検知すると減速または停止する、自動停止機能を装備。 先行するロボットを自動で追従する機能を装備、カルガモ走行が可能です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です