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近鉄が新観光特急「あをによし」を発表!大阪~奈良~京都を結ぶ、4両1編成で12200系を改造【2022年4月29日デビュー!】



 

近鉄は2021年10月8日付けのニュースリリースで、大阪〜奈良〜京都の3都市を結ぶ新しい観光特急「あをによし」を来年4月29日から運行すると発表しました!コロナ禍の収束を見据え、列車に乗ること自体を目的とする旅行や、国内から京都経由での奈良観光、ポストコロナのインバウンドのニーズを見据え、週6日、大阪難波―近鉄奈良―京都の3駅を乗り換えなしの直通で結びます。

【出展元】
2022年4月29日に大阪~奈良~京都を結ぶ観光特急「あをによし」がデビュー! 

 

 

奈良時代を彷彿とさせる車両内外デザイン



車両名称の「あをによし」は、世界遺産や国宝が数多く存在する古都・奈良にかかる枕詞で、都の美しさをイメージしています。外装は、冠の色で階級をあらわした「冠位十二階」で最上位とされた紫色。座席や床には、正倉院の宝物に描かれた花や草の模様をあしらい、先頭車両のエンブレムは奈良時代の吉祥文様「花喰鳥(はなくいどり)」をモチーフにするなど、古都「奈良」のイメージを前面に打ち出しています。

列車は4両1編成で、約3・3億円をかけて「スナックカー」の愛称で親しまれた特急車両12200系をリニューアル。座席は2名用のツインシートと3~4名用のサロンシートの2種類で、座席数は84席とリニューアル前の約3分の1とし、ゆったりとした移動空間を提供します。

 

近鉄12200系(新スナックカー)が2021年2月12日に定期運用から引退!



 

近鉄奈良駅でのスイッチバックを見据えた座席レイアウト


【1・3・4号車】ツインシート(イメージ)

あをによしは、元々2+2=横4列シートだった12200系を、1+1=横2列にした贅沢な車内空間。途中の経由地「近鉄奈良駅」でスイッチバックして進行方向が変わ事を見越して、「対面」や「V字型」などの座席レイアウトとなっています。

 

 


参考までに、こちらは「さくらライナー」のDXシートです。「あをによし」のシートとは色味は異なりますが、モケットの質感などが来ている気がします。

近鉄ー26000系電車(リニューアル車)デラックスカー・喫煙ルーム



 

 

 


あをによし【2号車】サロンシート(イメージ)。3~4名用の半個室。木目調のアーチが車内通路を彩ります。

 

 

 


参考までに、こちらは「伊勢志摩ライナー」のサロン席です。「あをによし」のサロン席はさらにプライベート感の高い空間になりそうですね。

近鉄23000系電車ー伊勢志摩ライナー( 車内編・サロンカー)



 

 

 

乗車時間が短すぎて、もっと乗っていたくなる!?



あをによしの販売カウンターでは、 専属のアテンダントが乗車し、軽食や飲料等の販売を行います。あおによしの乗車時間は、京都→近鉄奈良間が約35分、大阪難波→京都間が約1時間20分程度なので、軽食を楽しむにはちょっと忙しいかもしれませんね(笑)

 

 

運行ダイヤなど


原則、週6日運行(週1運休)
大阪難波近鉄奈良京都
9:30発経由10:50着
11:55着11:20発
12:10発12:45着
13:55着13:20発
14:10発14:45着
16:40着経由15:20発

1・運行開始日:2022年 4 月29日(金・祝)
2・運行日週:6日運行 (週1回運休。春休み、夏休み、ゴールデンウィークなど運行する日もある)
3・停車駅:大阪難波、大阪上本町、鶴橋、生駒、学園前、近鉄奈良、大和西大寺、近鉄丹波橋、京都

 

青の交響曲(シンフォニー)の奈良・京都線バージョンか


既存の車両を改造した短距離クルージングトレインの成功例としてあげられるのが、同じ近鉄で大阪阿部野橋駅〜吉野を結ぶ「青の交響曲」。通勤電車3両を改造し、中間1両をカフェ・ラウンジとした贅沢な特急電車です。

 

 


車内は1+2=横3列配置の贅沢仕様。種車が4ドア通勤電車とは思えません。

 

 


カフェ・ラウンジには本格的な売店があり、沿線の名産品を用いたスイーツやドリンクを提供しています。

青の交響曲は「列車に乗ること自体に価値がある」いわゆるクルージングトレインの一種です。近鉄にはフラッグシップの「しまかぜ」がありますが、しまかぜは採算度外視で、近鉄グループの伊勢志摩エリアに旅行者を送り込む広告塔の様な商品です。「青の交響曲」を企画する際は「しまかぜ」の様な新造車では到底採算ベースに乗らない事から、古い通勤電車を改造しコストを抑えつつ、話題造りと「吉野」に目を向けさせる効果を狙いました。

 

今回発表された「あをによし」は、明らかに青の交響曲の成功を元にしています。ポストコロナの需要回復期の話題づくりと「乗る事を目的」としたクルージングトレインを運行する事で、近鉄沿線の活性化を狙っているのだと思います。このパープルメタリックの新観光特急が走り出す日を楽しみにしています。

 

近鉄50000系電車『しまかぜ』(外観編)



 

青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony 〜外観編〜



青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony 〜車内編〜



 

2 COMMENTS

萱野

シートピッチそのままみたいですが、
リクライニングなしで寄せてあるので狭くはなさそうですね。
「伊豆クレイル」の一号車でも実績のある形です。

近鉄はどこの区間を念頭に置いてるのか分からないまま眺望を売りにしがちですが、
奈良線は大阪平野が一望できたり、少なくともあと十数年は平城宮跡突っ切ったりしますから、良いかもしれません。

三刀流

近鉄は1970、80年代に難波と京都を直通で結ぶ「阪京特急」を走らせていました。近鉄奈良には寄らず、西大寺(今は大和西大寺)駅でスイッチバックでした。ミナミから直接京都へ行ける便利な特急でしたが、他線と比べ時間がかかりすぎて廃止になったようです。その復活と思えばなつかしいです。

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