三菱地所は、2018年1月9日付けのニュースリリースで、福岡市天神のファッションビル「イムズ」の営業を 2021 年度内に終了し、 再開発に着手するい発表しました。天神 MM ビル「イムズ」は1989年3月に竣工した商業ビルで、地上14階、地下4階建てで、敷地面積約4600㎡、延べ床面積は約4.5万㎡で約130店舗が営業しています。
【出典元】→「イムズ」営業終了・再開発計画始動

天神ビッグバンは福岡市が進める再開発誘発策で、2024年末までの期間限定で、容積率や高さ制限を緩和することで、老朽化したビルの建て替えを促す政策です。市では30棟分の建て替えを目指しており、天神エリアでは再開発計画が次々持ち上がっています。「イムズ」は天神を訪れる買い物客や観光客にとってランドマーク的な存在で「情報発信基地」としてイベントも定期的に開催しています。
航空法の高さ制限を最大96mまで緩和!

【出展元】
→福岡市都心部にかかる高さ制限と コンパクトシティ
福岡市は2021年3月29日に、福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」に伴い、建替え再開発が計画されいる商業施設「イムズ」などが建つ天神一丁目地区について、航空法による高さ制限を現在の約70mから最大96mまで緩和されることが、国から認められたと発表しました。
天神一丁目地区は、航空法による高さ制限の緩和区域から外れてる為、福岡市が国に対し緩和を求め、29日に承認が下りました。今回の制限緩和により、「イムズ」跡地には高さ96m、地上21階のビルを建てられるようになります。「イムズ」は地上14階建ての商業ビルで天神の“顔”として親しまれてきましたが、2021年8月31日に閉館し、跡地に新しいビルが建設されます
福岡市都市計画審議会は2021年2月1日に、同市中央区天神1丁目の南西エリア内でビルを建て替える場合の容積率を現行の800%から最大1400%に引き上げるなどとする地区計画案を承認しました。地区計画案では、ビルを建て替える際、現在のイムズの南側に約500㎡の広場を設けるなど、地上部と地下部に計8カ所の広場を設置。新たな地下通路を2本整備して歩行者の回遊性を強化することなどが盛り込まれています。
今回の高さ規制の緩和と容積率の2つの規制緩和がされた事で、より大規模な新ビルの建設が可能になりました。計画内容は現時点では不明ですが、三菱地所は都市機能の強化・魅力づくりに寄与することを念頭に検討を進めていく方針です。


