(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の増築工事は、稼働中の立体駐車場を上に6階分を建て増しする非常に珍しい立体駐車場の増築工事です。大阪ステーションシティ駐車場は、ノースゲートビルディングの開業とともに、駅から西側に数百メートル離れた位置に建設された立体駐車場で収容台数は約600台です。この駐車場が増築され高層階はオフィスになります。
【過去記事】→大阪ステーションシティ駐車場を増築する(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の状況 19.05
→大阪ステーションシティ駐車場を増築する(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の状況 19.02
→大阪ステーションシティ駐車場を増築する(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の状況 18.11
→大阪ステーションシティ駐車場を増築する(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の状況 18.10
→大阪ステーションシティ駐車場を増築する(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の状況 18.09
→大阪ステーションシティ駐車場を増築する(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の状況 18.08
→大阪ステーションシティ駐車場の増築が決定、既存建物に6階分を上乗せし高層階はオフィスに!
【スペック】
名称:(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場
所在地:大阪市北区大深町19-10の一部、梅田三丁目141-1の一部
階数:地上13階
高さ:44.785m
構造:鉄骨造
杭・基礎 :
主用途:自動車車庫(駐車場)、事務所
総戸数:—–
敷地面積:7,121.21㎡
建築面積:(計画部分)2.55㎡、(既存部分)2,907.82㎡、(合計)2,910.37㎡
延床面積:(計画部分)15,790.79㎡、(既存部分)19,710.26㎡、(合計)35,501.05㎡
建築主:大阪ターミナルビル、JR西日本
設計者:ジェイアール西日本コンサルタンツ
施工者:未定
着工:2018年04月(予定)
竣工:2019年07月(予定)
現地の様子です。前回の撮影が2019年05月だったので約1ヶ月振りの取材です。こう
増築部の様子です。既設の立体駐車場の上に、さらに駐車場とオフィスを増築する、非常に珍しい計画です。
北東側から見た様子です。ビルを覆っていた養生ネットがほぼすべて取り払われ外観は完成状態になりました。
ノースゲートビルディングと絡めたアングルです。色味を合わせているので統一感があります。
撮影ポイントを変えて、南東側から見た様子です。大阪ステーションシティ駐車場増築工事は、梅田3丁目再開発計画とリンクしているので小規模ですが重要な工事と言えます。増築工事の完成後、梅田3丁目計画敷地内のアクティ西駐車場が閉鎖、解体される予定です。
最後はさら引きで見た(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の様子です。
増築されたオフィスは、うめきた2期の工事をする会社がとりあえず使用するとは考えられないでしょうか。
テレパーク堂島第2ビルはほぼ100メートルの超高層ですが、もともと8階建てのビルに11階上乗せして今の形になっています。継ぎ足した部分を境に微妙に色が変わってます。
珍しい工事ですね。屋上に平屋を増築した例は多数ありますが、7階建ての上に6階分建て増して13階建てにするなんて聞いたことがありません。土台、既存の階の柱などは将来13階建てに増築するのを見越して造っておいたのでしょうか? 駐車場になっている各階は壁がなく、風がよく通るようになっているのも気になります。いや、駐車場だからできたのかなと思ったら最上階はオフィスなんですね。やはり、これで建築基準法をクリアしているわけですね。これが成功すれば、中低層ビルを高層ビルに増築するのも安くできそうです。全国的に注目していい建物だと思います。
こんばんは(*´∀`)
この立体駐車場の上から2階分、オフィスフロアになっていますが、どこの会社が入るのかが気になります。