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御堂筋・側道歩道化『長堀通〜道頓堀川』区間の状況 23.06【2025年3月完成予定】



大阪市は、2019年3月に「車中心」から「人中心」のみちへと空間再編をめざす「御堂筋将来ビジョン」を策定し、この将来ビジョンをもとに、側道を歩行者や自転車の空間に転換する道路空間再編を進めています。

御堂筋の将来像を検討する「御堂筋完成80周年記念事業推進委員会」は、御堂筋の自動車専用の計6車線のうち側道2車線を全て歩道として開放する提言案を纏めました。提言は淀屋橋以南の全区間について、本線を車道のまま残したうえで、側道を現在の緑地帯・歩道と一体で再整備し、幅15m超ずつの広い歩道に変える、といった内容で、2025年国際博覧会の大阪誘致が進むなか、大阪都心のメインストリートを人でにぎわう空間として生かし、地域経済の活性化につなげる計画が進んでいます。

【出展元】
御堂筋の側道歩行者空間化及び社会実験について
官民連携で「御堂筋」の未来をつくる社会実験「御堂筋チャレンジ2020」を11/2812/27に実施します!

御堂筋の側道歩道化「道頓堀橋北詰交差点〜難波交差点までの東・西側道」の最新状況 23.04


長堀通〜道頓堀川区間の側道歩道化を実施!


大阪市は、2022年8月25日に、長堀通から道頓堀川までの区間の側道について、歩行者空間化に向けた整備を実施するため、2022年10月4日(火曜日)から閉鎖すると発表しました!側道閉鎖に「本線の渋滞等への交通影」「響停車スペースの運用」「東西道路等への交通影響」などの交通影響検証を行い影響を確認。その後に片側づつ側道の歩道化を実施。11月からは東側の工事を開始し、西側は一旦解放されます。対象区間の完成は20253月を予定しています。

 

停車スペースを設けて本線車道への影響を防ぐ


 

御堂筋の側道歩道化は、道頓堀川から千日前通までの南側区間を合わせた、長堀通から千日前通までの区間で工事が始まります。なお、閉鎖区間(両側)には、停車スペース(沿道アクセススペース)を設けて、荷下ろしやタクシーの乗降時などの本線車道への支障を防ぎます。

 

こちらは、先に工事が行われた、道頓堀川〜千日前通区間の停車スペース(沿道アクセススペース)の様子です。

 

2023年6月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年4月だったので、約1ヶ月振りの取材です。


心斎橋PARCO付近の様子です。路面ブロックの敷設がかなり進みました。

 


大丸本館付近の様子です。完成後はメチャクチャ良い感じになりそうです。建物が映えそう・・。

 


大丸南館付近の様子です。

 


北側を振り替えた様子です。


最後はBURBERRY付近から南側を見通した様子です。

2023年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

 

 


工事区間の北端部分で路面ブロックの敷設がはじまっていました!!

 


自転車ゾーンの路面ブロック。先に整備された区間と同様ですね。

 


パルコ前の様子です。工事がメチャクチャ進んでおり、側道が歩道化された後の広々感を、把握する事ができました!

 


パルコ前を南側から見上げた様子です。

 


続いて大丸本館付近の様子です。

 


南側から見た様子です。

 


少しづつ南下して行きます。

 


工事は北側→南側に向かってジワジワと進んでいます。その為、北側の工事が最も早く、南側はまだまだこれから、といった感じになります。

 


ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋付近の様子です。まだ側道がそのまま残っていますね。

 


最後はドルチェ & ガッバーナ 大阪御堂筋店付近の様子です。

 

2023年2月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年11月だったので、約3ヶ月振りの取材です。

 

 


御堂筋東側側道の様子です。前回行われていた社会実験は終了しており、本格的な歩道化工事が始まっていました!

 

 


心斎橋PARCO前の様子です。まだまだ工事中ですが、現在でも完成後の歩道の広さが想像できました。

 

 


大丸前の様子です。

 

 


工事区間は北側から南側に向かって順番に進められいる様子です。

 

 


最後は三津寺付近から北側を見通した様子です。

 

2022年11月の様子



現地の様子です。前回の撮影が2022年8月だったので約3カ月振りの取材です。以前の発表の通り2022年10月4日(火)から東西両側の側道が閉鎖されました。

 

 


側道を閉鎖した事による「本線の渋滞等への交通影」「響停車スペースの運用」「東西道路等への交通影響」などの交通影響検証を行い影響を確認、その後に片側づつ側道の歩道化工事が行われます。計画では11月からは東側の工事を本格的に始め、西側側道は一旦解放される予定です。

「御堂筋チャレンジ2022」で憩いのスペースが登場!



御堂筋側道の歩道化に向けた社会実験「御堂筋チャレンジ2022」が11月13日までの予定ではじまりました。

10月4日に閉鎖された、御堂筋側道の長堀通―道頓堀川間の約700mを利用し、ベンチやキッチンカー約10台を設置し、買い物客らがくつろげる場所が設けられました。大阪市は、社会実験を通じて歩行者や周辺道路の交通への影響を調査します。

 


まずは大丸前の様子です。仮設ですが、しっかりとしたウッドデッキが設置されていました!

 

 

 


歩道が広がりガーデンチェアなどが置かれています。

 

 


キッチンカーも登場しました。先ほどのチェアやベンチに座って、フード類を楽しむ事が出来ます。

 

 


こちらはPARCO前の様子です。ここまで歩道が広がると流石に余裕がありますね。

 


北側から見た様子です。

 

様々なカタチのベンチやチェアが置かれている


今回の社会実験では、いろんなカタチのベンチやチェアがおかれていました。L字型のベンチや・・・

 

 


先ほどのガーデンチェアセット。

 


そして、立ち飲みスタイルのテーブル。

 

荷捌き・乗降スペースを設置



御堂筋側道の歩道化は、単純に側道を無くすだけでなく、要所要所に荷捌き・乗降スペースやタクシー乗り場が設けられており、その有効性も確認事項の1つとなっています。

 


スペースは側道の緑地帯の一部を削り本線を拡張して生み出されました。写真で見ると一番解りやすいですね。

 

まとめ



ついに側道が閉鎖された御堂筋の『長堀通〜道頓堀川』区間。百貨店やハイブランドの路面店が建ち並ぶ、御堂筋沿道でも最も混雑する区間なので、ここの成否は今後の歩道化北進の可否を決める重要な取り組みとなります。歩行者の通行量が多い区間なので歩道化はもの凄い効果を上げそうです。

一方、本線のクルマの流れは以前よりも悪くなりました。荷捌き・乗降スペースの周知徹底と、スペース以外での違法駐車などの取り締まりが求められます。今回の取り組みがどんな影響を及ぼすのか?今後も注目して行きたいと思います。

 

2022年8月の様子


上空から見た現地の様子です。整備区間では、既に駐車スペースを造る工事が行われていました!

 

 


最後は対象区間を見通した様子です。
このニュースを予想して、事前に最高の写真を撮影していました(笑)

今回の発表では、長堀通〜道頓堀川区間の側道歩道化の完成予定が20253月となっています。淀屋橋〜長堀橋までの北側区間がどうなるか気になります。確か大阪万博までに淀屋橋〜難波間の側道歩道化を実現する・・・構想だった気がしますが、どうなるでしょうか?

9 COMMENTS

オオサカン

あとは日影が欲しいですね。
自転車レーンあるし、ここを電動キックボードで散歩がてら走りたいですねー(笑

サジャ

本当に大阪市は何をしたいのか分かりません。
観光客を増やしたいから側道を無くして歩道を広げて歩行者に優しい道路?
でもこれは誰に対しても優しくないですよ。
前にも書きましたが、広くすると自転車が走り回るだけです。歩行者が安全に歩ける筈の場所が最も危険な場所になっているのです。真っ直ぐ歩くとは限らない幼い子供やフラフラしている高齢者の方。
彼等にとって見えない背後から走って来る自転車は危険なテロリストそのものです。
大阪の自転車の保有率やそして事故率の高さは異常ですしね。自転車専用レーンは結局歩道全体を自転車が占有する元を作っているだけだと気づいて欲しいです。

三刀流

御堂筋の歩道にハリウッドのWalk of Fameという星形プレートを埋める記事が出てましたが、この工事で埋め込みやらないのでしょうか?

しん

馬鹿な計画、迷惑極まりない
即時廃止、道頓堀までで十分

松井の地元の八尾が何故発展をしないか?
道路が死んでるからに他ならない
道路は血管であり、首を絞めてどうする?
現実的に八尾を見ればわかる
八尾枚方、八尾街道、25号線、中環と八尾には
ろくな道路が無い

八尾の過ちを市内、御堂筋にまで広げるな!

o-kinix

御堂筋に関してはもうそんなに植樹は必要ないと思いますね
御堂筋の景観がもっとも楽しめるのは銀杏の葉が落ちた冬ですから
せっかくのあの景観が並木に邪魔されてよく見えないのはもったいないです

Tree

緑地帯の一部を削りつくった荷捌きスペース、ここのイチョウも全部切る気の勢い。
大阪で良くあるやりかたですが

世界中の都市で環境対策や魅力向上のため中心部への自動車乗入の禁止が進められていますが、日本じゃまだまだ遅いですね。車道を歩道にすると方針を打ち出すと決まって否定的な意見がありますが、公共交通機関より自動車の方が土地の専有面積当たりでもエネルギー的にも輸送効率ははるかに低く、都心部の土地利用を非効率化します。これは仮にEVが普及して環境問題が解決しても変わりません。整備中の大阪都市再生環状道路が完成し都心部への自動車流入を減少させ、鉄道新線建設やバスの振興により自家用車から公共交通機関にシフトさせることができれば都市計画道路は現在の規模を必要としなくなるでしょう。御堂筋も時代に合わせてその姿を変える必要があると思います。

三刀流

2025年に長堀通りまで側道を歩道化しても、やっと全体の3分の1です。
万博までに淀屋橋まで歩道化できるとはとうてい思えません。
今の工事の様子を見ていたら、側道を柵で囲ったまま何もしないで何か月も放置しておくなど、とにかく作業がノロいです。
民間の超高層ビル建設では、広い公開空地をアッという間に植栽し、美しく路面を舗装します。
公共工事からなのか、中之島のあれだけの歩道化でも何年もかかりました。
作業員が毎日出てきて真面目に作業に当たれば、一年ほどで全区間歩道になると思います。

サジャ

御堂筋を全て車道を無くして全面歩道化するというのは絶対に止めて欲しいですね。
精々側道を無くすぐらいでいいじゃないですか。
大阪は商業都市です。昔大阪に車を入れない為に駐車場を作らないみたいな暴挙を普通にやってしまって後々大変な事になりました。
大阪を衰退させたいなら車道をどんどん無くして江戸時代みたいにトコトコと歩きまわる町にすれば良い。でも道路は人に例えると血管です。人だけでなく物が大量に運ばれてこそ商業都市として観光都市として成り立つのです。
かつて御堂筋は僅か6m程の細い道路でした。
それを多くの人々が大阪の発展を願って立ち退き立派な御堂筋になったのです。
それをぶち壊す様な真似は暴挙再びですね。
美しい形に人と車が共存できる道路を作らなくては商業と観光の両立などあり得ないですね。
ところで、自転車と人を分ける工事も行われていますが、相変わらずマナーの悪いままですね。
自転車レーンに人が二人で塞いでいたり、人の歩く処を自転車が猛烈なスピードで走り抜けたり。
かつて関東の某都市で徹底的に違法駐輪を撤去した時があって、その結果とてもマナーの良い状態になりました。異常に自転車が走り回る事態も防げましたしね。
大阪、特に人通りの多い地域ではそれを実施しては如何でしょう。何度も持って行かれたら少しはマナーも良くなるかも?
大体美しい歩道に自転車がかつての中国の様に走り回る姿は美しくないばかりかとても危険です。
自転車レーンを設けても全然マナーは良くならない様なので自転車の数自体を減らすしかないですよね。駐輪設備を少なくし違法駐輪をさせない様にすれば減っていくと思うのです。
こんな状態で大勢の外国人観光客がやって来て残念な事故が発生したら大阪は笑われますよ。
今から何とかしなくてはいけないかと?

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