JR奈良駅高架化工事 10.03


以前から追跡取材している「JR奈良駅高架化工事」。最後に残っていた桜井線ですが、2010年03月13日に高架に切り替わり全線の高架化が完了しました!


【過去記事】

→JR奈良駅高架化工事 09.12

→JR奈良駅高架化工事 09.05
→JR奈良駅高架化
■追跡取材リスト





        

高架部分のカーテンウォールの取り付けが進み、駅らしくなってきました。小振りな駅名票も取り付けられました。中央のカラフルなカーテンウォールは「奈良らしさ」をコンセプトに「青丹よし」を現代的に表現しています。






        

駅名票の内照灯がLED化されていました。ちょと新鮮な感じです。






        

再開発で整備された「西口」から奈良公園側の「東口」に移動しました。先日まで使用されていた仮設駅舎(写真:真ん中)は閉鎖され、新たに高架駅舎に続く仮設通路(写真右)が出来ていました。






        

仮設通路の突き当たりに新装された2階コンコースに続く階段があります。こちらの階段も仮設状態。






        

階段を登ると。。。おお?!広い!広大なコンコースが広がっています。また奈良県の特産品である「吉野杉」で美装された天井、柱が強い印象を与えています。初めて奈良の地を訪れるビジター達に「古都」のイメージをあたえる解りやすい「演出」です。







この極太の柱は木目パネルを貼付ける工法で作られました。取り付けられた照明は五重塔などに見られる「釣灯篭」を模してあります。また、柱の台座部は御影石風になっており、こちらも寺院をイメージした造りになっています。結構凝ってますね。


仮設駅舎にあった改札口はついに2階コンコースに移設され、駅機能が駅舎に完全移転しました。自動改札機は7通路を確保。






        

改札内です。今回新たに高架化された「1番のりば」に向かいます。そういえば、1番のりばから発着している「桜井線」は新しく「万葉まほろば線」の愛称が付けられました。ちょっと長い様な気が。。






        

窓から外を除くと、先日まで使用されていた旧1番のりばが見えました。早速撤去工事が始まっています。






        

ホームにあがりました。1997年から始まった高架化工事事業ですが、10年以上の月日を経て、ついに3面5線のホームが完成しました!





        

うーん、感無量。ホーム上のアナウンスは運行管理システムが導入されたので大阪駅と同じ津田英治さん向山 佳比子さんになっていました。






        

ホーム上に設置された電光掲示板。






        

ただ、このピンク色の柱はどうなんだろう。。平城京の大極殿などをイメージするなら普通に朱色が良かった気がします。。






        

天王寺方面の眺めです。写真左側の線路が2010年3月に高架に切り替わった「万葉まほろば線(桜井線)」です。





        

最後は木津方面の眺めです。ついに3面5線の体裁が整ったJR奈良駅。引き続いて旧1番のりば、の撤去、駅前ロータリー、周辺歩道の整備、高架下の整備など仕上げはこれからです。