阪神電気鉄道株式会社は2021年7月5日付けのニュースリリースで、運営する阪神甲子園球場のスタジアム照明をLED化を行うと発表しました。2021年シーズンオフに工事を行い、2022年春から使用を開始する予定です。
阪急阪神ホールディングスは、昨年5月に「阪急阪神ホールディングスグ ループ サステナビリティ宣言」を発表しましたが、今回のLED化は阪神甲子園球場における「環境保全の推進」の取り組みの一環で、既存のHID照明器具をLED照明器具に置き換えることで、スタジアム照明によるCO2排出量を約60%抑制できる見込みです。【出展元】
→阪神電鉄>2022年春、阪神甲子園球場のスタジアム照明をLED化します
→阪神甲子園球場が2021年度にスタジアム照明をLED化 パナソニックのLED照明の採用が決定 伝統的な情景を守りながら、新たな照明演出を実現
今回のスタジアム照明切替工事は、既存のHID照明器具をLED照明器具に置き換えるもので、設置場所、 照射対象エリア、使用時の外観を考慮して複数タイプの器具を使用し、甲子園球場において伝統的に用いてきた 「カクテル光線」を踏襲する特注仕様となっています。また、ステージ照明などで用いられる通信規格であるDMXによる制御が可能な調光システムを採用し、こ れまでのHID照明器具では実現できなかった瞬時点滅や文字・図柄の描写等による光の演出を、スタジアム 内のメインビジョン映像や音響と連動させることで、ダイナミックな空間演出が可能となります。さらに、高い演色性により、4K・8Kのテレビ放送規格にも対応しています。
野球の聖地である甲子園は、伝統を守りつつ最新鋭の設備を継続的に導入しており、高レベルの観戦環境を維持しています。
■LED照明設備の概要
・投光器などのスタジアム照明 計756台
・DMXによる照明演出制御の採用
・4K・8Kテレビ放送規格への対応
■工事期間
2021年11月~2022年2月下旬(予定)
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