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『阪神タイガースファーム施設整備事業』2軍本拠地を尼崎に移転(仮称)タイガース野球場は甲子園と同サイズ【2025年完成予定】

尼崎市は、2021年11月25日に、小田南公園に計画中している『阪神タイガースファーム施設整備事業』に係る説明会資料を公表し、阪神タイガースの新しいファーム施設の概要が明らかになりました!

阪神電気鉄道、阪神タイガース、尼崎市の3者は2021年5月に基本協定を結び、小田南公園での阪神タイガースファーム施設の移転実現に向けた協議を進めており、2025年2月1日までの共用開始を目処としています。

新たなファームの拠点となる(仮称)タイガース野球場のフィールドは、両翼95m・中堅118mで、甲子園球場と同一サイズ・同方位となります。内野黒土、外野天然芝で甲子園球場に近いトレーニング環境が整えられます。観客席は約3600席で、別途引退試合等の臨時外野席約800席を設ける事ができます。LEDナイター照明塔6基、LEDビジョン付きバックスクリーンを備え、ファーム拠点としては破格の設備を有しています。

【出展元】 →尼崎市>小田南公園での阪神タイガースファーム施設整備事業に係る説明会資料の公表について    

(仮称)タイガース野球場

1)建物概要:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上3階建て、最高高さ22m、建築面積6,690㎡、延床面積10,812㎡。 (内 屋外倉庫・ブルペン:401㎡、観覧席:2027㎡)

2)フィールド:両翼95m、中堅118m、甲子園球場と同一サイズ、同方位、内野黒土、外野天然芝 3)観客席:約3600席(内くるま椅子席18席)、別途引退試合等の臨時外野席約800席 4)主な設備:観客用エレベーター2台、LEDナイター照明塔6基、LEDビジョン付きバックスクリーン 5)その他:2階売店、1階グッズショップ、1階券売所、外野部分に選手用ランニングコース

 

室内練習場・選手寮兼クラブハウス

◆室内練習場 鉄骨造、地上1階建て、延床面積6160㎡、内野グラウンド、打撃練習場6レーン、投球練習場6レーン、コンディショニングエリア1か所、空調機器設置。

◆選手寮兼クラブハウス 鉄骨造、地上3階建て、建築面積2265㎡、延床面積3643㎡、寮室38室、ロッカールーム(1軍選手用含む)、食堂、浴室、ミーティングルーム、室内トレーニングルーム、リハビリ室

   

これまでの経緯 2021年5月22日

阪神電鉄と阪神タイガースは、2021年5月21日付けのニュースリリースで、阪神の2軍本拠地を鳴尾浜球場から兵庫県尼崎市の阪神大物駅近くの小田南公園へ移転することに向けて、阪神電鉄と球団、同市の関係3者で「小田南公園整備事業に関する基本協定」を締結したと発表しました。

基本協定によると、阪神電鉄が公園北側にメインのタイガース野球場、タイガース練習場、一般市民も利用するサブ球場小田南公園野球場(いずれも仮称)を建設して尼崎市に寄付し、同市はこの部分の営業権を阪神電鉄に与えます。また、公園南側にも室内練習場・選手寮、クラブハウス、駐車場などを建設。球団広報部は「練習環境を充実させ常勝チームを作るのが今回の目的」としました。

メイン球場は現時点で収容人数3000人を予定。昨年尼崎市議が公開した誘致案の4000人より減少しましたが、1994年10月から使用する鳴尾浜球場の500人を大きく上回り、尼崎市にとっても地域活性化の目玉となります。整備費用はおよそ100億円です。

【出展元】 →小田南公園整備事業に関する基本協定の締結について

   

協定では、阪神電鉄が小田南公園北側の公園共用部に「(仮称)タイガース野球場」「タイガース練習場」「小田南公園野球場ならびに一般園地」を建設し尼崎市 に寄附。尼崎市はこれらの営業権を阪神電鉄に付与し、タイガース野球場とタイガース練習場は阪神タイガースが専用使用。また、公園南側の未供用部分に、阪神電鉄が室内練習場、選手寮・クラブハウス、駐車場などを建設。これらも阪神タイガースが専用使用します。

供用開始日は2025年キャンプインとなる、2025年2月1日までを目途として、関係三者が協議のうえ定めるとしています。

   

計画地は、阪神大物駅近くの「小田南公園」。阪神本線となんば線に挟まれたデルタ地帯です。

     

これまでの経緯 2020年10月3日

阪神タイガースが兵庫・尼崎市内の小田南公園に2軍の本拠地を移転するプランを進めていることが明らかになりました。現在の2軍本拠地は西宮市の鳴尾浜にあり。、1994年10月に室内練習場、合宿所を併設してに完成しました。最大収容人数は500人で、敷地の問題もあり大がかりな客席の増設は難しく、球団は以前から将来的な2軍施設の移転を検討していました。

 


 

この件について複数の尼崎市議会議員がSNSでイメージ図や概要をアップしました。SNSにアップされた資料によると、阪神タイガース2軍の拠点は尼崎市が同市の小田南公園に誘致を目指しており、それに答えるカタチで阪神側が提案を行った様です。今後は周辺住民へのアンケートや説明会を行う予定で、早ければ2021年3月に協定書を結び、球団創立90周年のタイミングとなる2025年3月に運用を開始する予定です。

 

計画ではW全施設を阪神グループが整備した後、北側敷地の都市公園施設を尼崎市に寄付し、小田南公園内の施設に係る維持費などは市が一定の経費を負担する計画です。客席付きのメイン球場は最大客席数4000人を想定。サブ球場や、多目的運動広場のほか、室内練習場、選手寮が整備される様です。

8 COMMENTS

さんたん

2軍の通称が「鳴尾浜」から「大物」になるんでしょうか、それとも「小田南」?

サジャ

「ここやったらしょっちゅう行けたんやけどなぁ」とあの世で父が喜んだり悔しがったりしているでしょう。

笑牛拳

これはとても嬉しいニュースです。個人的に、プロ野球の二軍はもっと活用できると思うんです。
二軍でしか作り出せない距離感は確実に存在します。
具体的に言えば、近所の人が近くの公園に遊びに行くついでに見に行けるくらいの距離感。
その距離感の中に、つい最近まで甲子園を沸かせたスターが目の前にいることもあるんですよね。

近くの公園でいつも見てた、サインくれたり野球教えてくれた兄ちゃんが、気がついたら一軍で中心選手に成ってたら、熱くなって応援しますよねきっと笑
今回の計画はそういうきっかけを十分に作れるものだと思います。
日常の中に野球が根付いて、選手が育つ過程を見届けられる人がたくさん増えれば、本当の意味でのスポーツ文化が根付いてくるのかもしれません。

三刀流

今年は例外として、毎年春・夏、甲子園で高校野球大会が開かれる理由の一つは周辺にたくさんの野球グラウンドがあることです。夏は49校、記念大会は55校の選手たちがコンデションを整えるには、毎日の練習が欠かせません。大会期間中、関西の公営、企業、高校などのたくさんのグランドが球児たちの練習場として提供されています。試合がある日も甲子園入り前にどこかで練習します。甲子園ではノックだけで、すぐに試合です。これができるのは野球に理解のある関西だけでしょう。甲子園球場だけでは全国大会は開けません。
尼崎のこのサブグランドは球児たちのためにも役立ちそうです。

アリー my dear

鳴尾浜は不便ですから、こちらのほうが断然立地が良いですね。新たな施設に期待します。

摂津

メイン球場とサブ球場という形なので是非3軍制を実現させて欲しい!

通りすがり

こらは朗報ですね。
以前、尼崎にあった浜田球場。路面電車の車庫跡地に造られ、国道沿いに面していたが見るからにボロく、これでタイガースが優勝する球団とは思えなかったですね。
西宮市の埋立地に移転しましたが、皆さん指摘されていた観戦席の少なさ、設備の老朽化、交通の不便さなど周辺は倉庫や工場の集積地で殺風景てした。。
尼崎に返り咲いて、今まで以上に尼崎商店街がヒートアップしそうですねー。

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