
新湊大橋は富山県射水市(いみずし)新湊地区の東西埋立地を結ぶ、臨港道路富山新港東西線の港湾部に建設されている日本海側最大の斜張橋です。

臨港道路富山新港東西線は総延長は約3,600m(西側アプローチ部1350m、東側アプローチ部1650m、主橋梁部600m)にも及ぶ長大橋。完成イメージパースを見ると西側アプローチ部分は巨大なループ構造になっています。この道路の整備により、現在分断されている富山新港東西地域の交通アクセスの大幅な改善が期待されています。 ※現地に掲示されていた完成イメージパースを撮影しました

伏木富山港は 伏木港(高岡市)、富山港(富山市)、富山新港(射水市)の3つの港で構成されおり、今回ご紹介する新湊大橋は富山新港(射水市)に建設されています。伏木富山港は特定重要港湾、特定港に指定されている大規模な港で北陸工業地帯の海の玄関として機能しており、環日本海圏の交易拠点として重要な役割を担っています。

富山新港をまたぐ新湊大橋。長さは約600m、中央径間距離は360m。主塔の高さは約127m、海面までの高さは約47mです。

新湊大橋の橋桁は天保山大橋と同じく箱形が採用されています。2車線の車道の下にはあいの風プロムナードと名付けられた全天候型の自転車歩行者道が通ります。この自転車歩行者道には大橋の東西に設けられるエレベーターでアプローチすることができます。

縦アングルで西主塔をパチリ。ピンと張った白いハンガーロープと青空のコントラストが美しいです。

ちなみに、新湊大橋のすぐ脇には、海の貴婦人「海王丸」を一般公開している海王丸パークがあります。

最後は海王丸と絡めて。新湊大橋はこの海王丸と共に、これからの富山新港の新しいシンボルとして多くの方に愛されると思います。

