横浜市交通局は2021年12月13日付けのニュースリリースで、同市営地下鉄ブルーラインに新型車両「4000形」を導入し、2022年5月より営業運行を開始すると発表しました!
新型車両は『海辺の先進的な都会感』をコンセプトに、凛とした佇まいとスピード感を感じさせるデザインとし、機能面ではバリアフリーや快適性の向上に加え、防犯カメラの導入など安全性も向上。先頭車両は、従来のブルーラインの面影を残しつつ、全体的に平面や直線のエッジを際立たせた構成。これにより、様々な方向を向いた面が、見る角度とともに先頭形状の表情を変化させ、躍動感を感じさせるデザインとしています。
【出展元】→ブルーラインに新型車両「4000形」登場!
インテリアは、着座位置が分かりやすいバケットシートはそのままに、座席幅を従来の470mmから480mmに拡大するとともに、座面の材質を見直したことで座り心地を向上。シート端部の袖仕切りを大型化すると共に一部を透明にする事で車内の圧迫感を軽減。床面はブルーラインのシンボルカラーであるブルー、壁面をグレーとし、出入口には注意喚起色であるイエローを配置した室内カラーリングとしています。
そのほかの車内設備では、セキュリティー向上を目的として車内防犯カメラを1両あたり3台を設置。車両間の貫通扉はガラス製とし衝突防止対策として横浜をイメージしたパターンを施しています。さらに車内抗菌を実施しています。
車いす・ベビーカーエリアでは、今までのバリアフリー機能(ドア開閉予告灯、車いす固定具等)に加え車いす・ベビーカーエリアに2段手すりや床面表示が新たに設けられます。
新型車両「4000形」は、既存の3000形のうち、1993年3月のあざみ野延伸に備えて登場した1次車「3000A形」の置換えを図る目的で投入され、2023年度までに3000A形と同数の6両編成8本が導入される計画です。最初の1本は12月に納車され、試運転を経て2022年5月に営業運行を開始します。残る4本は2022年度中、3本は2023年度中に登場する予定となっています。