
阪神電鉄道は2015年3月30日に発表したニュースリリースで、次世代のジェットカーとなる新型普通用車両5700 系を新造し、本年夏以降に営業運転を開始すると発表しました。 5700系車両では、人へのやさしさ(安全・快適な車内空間の提供、バリアフリーの充実)、地 球へのやさしさ(環境への配慮)を追求し、お客さまへのサービス設備の刷新と新技術を積極的に採用。エクステリアデザイン は、ステンレス車体に、普通用車両の伝統を引き継いだブルーを配色 ・各出入口部には、各駅に停車する普通車のやさしさを表現した円形のグラフィックデザインを配置。従来の鉄道車両では見た事がない大胆なデザインとなっています。 5700系は、今年度に4両1編成を導入し、その後順次、新造される予定です。
◆5700系車両
・定 員:514名/編成(座席173名、立席341名)
・新製両数:4両×1編成
・導入時期:2015年夏頃から導入(予定)
【出典元】
→人と地球へのやさしさを追求した 新型普通用車両5700系を導入します ~普通用車両で20年振りの新型車両を今夏から導入~(PDF)
※アイラブオオサカーさんから情報を頂きました、ありがとうございました!

インテリアデザインは、豊かな摂津灘の海をイメージして、床、座席にきらめく水模様をアレンジ 。吊手、出入口部の取手にも、海を連想させるブルーを配色し、座席端の仕切板も波をイメージした形状となっています。
また、安全・快適な車内空間を提供する為、万一の事故や急ブレーキ時に、お客さまと車内設備又はお客さま同士の衝突を防止するため、吊手や握り棒を増設するとともに、座席の中間・端部に仕切板を設置されました。座席は片持ち式のバケットシート。車両間貫通扉を全面ガラス化し、車内 の開放感を向上させています。冷暖房装置はマイコン制御方式で、人体の体感温度を考慮したきめ細かな制御によ り、快適な車内環境が提供されます。

今回発表された新型5700系は、他社の色々な車両の良い所を集めた車両という印象を持ちました。この新しいシルバー・ジェットカーの加速性能など詳細スペックは不明ですが、現少なくとも現在の起動加速度4.0 km/h/s、減速度4.5 km/h/s(常用最大)の性能は維持されるのかな?またm5700系の営業運転は今夏との事なので、かなり長期に渡って性能試験が行われる様です。このあたりからも日本最高の加速性能を誇るジェットカーの特殊性が伝わってきますね。慎重に試験を行って不具合を炙り出しつつ、2016年度頃から本格的な量産が始まるのではないでしょうか?最近新型車両の発表が相次いているので、各車のデビューが本当に待ち遠しです。


