大阪メトロと三井住友カードは、2023年2月13日付けのニュースリリースで、2025年の大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みとして、現在、実証実験中の「顔認証改札機」に加えて、「QRコードを活用したデジタルチケット」サービスや「Visaのタッチ決済」の実証実験を2024年度から順次開始すると発表しました！
【出展元】→大阪・関西万博に向けQRコード、Visaのタッチ決済、顔認証に対応した改札機を順次導入します
→Osaka MetroでVisaのタッチ決済による実証実験～大阪・関西万博にむけて、全駅導入予定～
実証実験中の顔認証改札機
万博ではインバウンドの大幅な増加が予想されれており、改札付近の混雑の解消のため「改札機能の国際標準化」が必要とる為です。大阪メトロでは、現在、ウォークスルー型顔認証改札機の実証実験を行っており、2024年度末までに全駅で導入する予定です。万博開催時には、「交通系 IC カード」に加え、実証実験中の「顔認証改札機」、今回発表された「QRコード・デジタルチケット」「Visaのタッチ決済」が加わり、複数のキャッシュレス決済に対応する計画が推進されます。
那覇市のゆいレールに導入されたQRコード対応改札機
デジタルチケットはスマートフォン用アプリ「eMETRO（イーメトロ）」内で購入し、利用客はアプリ画面に表示されたQRコードを専用読み取り機にかざすと改札を通過できる。地下鉄の1日乗車券や、観光施設の入場券と乗車券のセットなども販売する予定です。
南海電鉄のタッチ決済対応改札機の例1
クレジットカードによるタッチ決済は、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit（ステラ トランジット）」を活用する。対象はクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの3種類。ビザ以外のブランドにも対応する予定です。Visa のタッチ決済は世界で幅広く普及している 決済手段で、手持ちのクレジットカード等により交通利用をはじめ商業施設や様々なシーンでサービス利用が可能となり、公共交通機関では、既に世界 615 以上の交通機関で導入されています。
南海電鉄のタッチ決済対応改札機の例2
日本国内ではICOCAやPiTaPaなどの交通系ICカードが普及してますが、導入コストの高さやオーバースペック過ぎる仕様などの理由から、海外では普及してません。複数のキャッシュレス決済手段を導入する狙いは、大阪万博を訪れるインバウンド旅客の移動の円滑化を図る事です。タッチ決済を導入する事で、日本語に不慣れなインバウンド客が手持ちのクレジットカードでそのまま乗車出来るメリットは計り知れず、鉄道事業者としても発券窓口の混雑緩和の切り札になります。また、QRコードを利用したデジタルチケットは、将来的にメンテナンスコストがかかる磁気カード廃止して、自動改札機や券売機のメンテナンスフリー化を図る目的があります。
これはメトロだけ? JR西、大手私鉄も参加してくれなきゃ面倒さは大して変わらない。
海外の人なら余計に「あれ??」てなるんじゃない?
他のJRは参加しなくても少なくともJR西ぐらいは参加してくれなきゃねぇ・・。
VISAだけで近畿一円どこでも行けた、ならインバウンドへのアピールになると思うけど。
もちろん住民もとても嬉しいですが。