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「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」2025年8月開業決定!京都の老舗ベーカリー「進々堂」がレストランを運営

JR東海グループとマリオット・インターナショナルは、2025年8月に「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」を開業すると発表。京都市営地下鉄・四条駅に隣接する「ザ ロイヤルパークホテル 京都四条」を取得・改装し、京都初の同ブランドホテルとしてオープンします。JR東海は京都駅八条口にも「コートヤード・マリオット」の開発を進めており2件のマリオット系ホテルを出店することになります。


JR東海の京都におけるコートヤード計画一覧


  • コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸(開業予定:2025年8月)
  • コートヤード・バイ・マリオット京都駅(開業予定:2026年度)
 

JR東海がマリオットと提携する狙い



JR東海の狙いは、観光需要の拡大と沿線都市の価値向上。京都は観光客が多く、新幹線利用者に適した宿泊施設の確保が重要です。マリオットのブランド力と会員プログラムを活用し、海外からの宿泊需要を取り込む狙いもあります。

また、鉄道事業に依存せず、ホテル事業を通じて収益基盤の多角化を図ると同時に、移動と宿泊を一体化したサービス提供により競争力を強化。訪日外国人やビジネス利用者の需要も視野に入れています。

 

コートヤード・バイ・マリオットの特徴と競合ブランド


「コートヤード・バイ・マリオット」は、ミッド~アップスケールクラスのブランドで、快適な客室やワークスペース、フィットネス施設などを備え、手頃な価格帯(15,000円~40,000円)で提供。競合には「ヒルトン・ガーデン・イン」「ダブルツリーbyヒルトン」「ホリディ・イン」「ノボテル」「ハイアットプレイス」などがあります。

マリオットは、世界的に30以上のブランドを展開しており、それぞれ異なる価格帯や特徴を持っています。日本国内で展開されているマリオットブランドとその価格帯は以下の通りです。コートヤードは中級価格帯の位置付けです。

マリオットブランド一覧(価格帯別)

ブランド名 カテゴリ 価格帯 特徴
リッツ・カールトン ラグジュアリー 超高級 最高級のサービスと施設を提供
セントレジス ラグジュアリー 超高級 格式高いバトラーサービス
JWマリオット ラグジュアリー 超高級 洗練されたデザインと一流のホスピタリティ
エディション ラグジュアリー 超高級 ブティックスタイルの高級ホテル
ラグジュアリーコレクション ラグジュアリー 超高級 その土地ならではの個性的なデザインと体験を提供
W ラグジュアリー 超高級 モダンで個性的なデザインのライフスタイルホテル
ウェスティン プレミアム 高級 健康志向のアメニティと快適な睡眠環境
オートグラフコレクション プレミアム 高級 独自のストーリーを持つ個性的なホテル
マリオット プレミアム 中級~高級 ビジネス・レジャー両方に対応するフルサービスホテル
シェラトン プレミアム 中級~高級 国際的なネットワークと安定した品質
コートヤード・バイ・マリオット セレクト 中級 ビジネス利用に最適な機能的なホテル
アロフト セレクト 低価格~中級 音楽やデザインを重視したライフスタイルホテル
フォーポイント・バイ・シェラトン セレクト 低価格 手頃な価格で快適な滞在を提供
フェアフィールド・バイ・マリオット セレクト 低価格 シンプルで快適な宿泊を提供
モクシー・ホテル セレクト 低価格 若者向けのトレンディなライフスタイルホテル
フォーポイント・フレックス・バイ・シェラトン セレクト 格安 必要最低限の設備を備えた合理的なホテル
 

魅力的な滞在を提供するホテル



本ホテルは四条駅直結という優れた立地にあり、伊丹空港から約45分、市内の世界遺産へも容易にアクセス可能です。客室は「現代と過去の京都の町並みの融合」をテーマにデザインされ、温かみのあるインテリアが特徴。全125室(22~47平方メートル)を備え、世界的デザイン事務所「ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ」が手掛けています。

 


出展:https://www.shinshindo.jp/branches/sanjo.html

また、館内レストラン「Le Bon Vivre(ルボンヴィーヴル)」は、京都の老舗ベーカリー「進々堂」が運営。朝食からディナーまで洋食を提供し、宿泊客以外も利用可能です。さらに、マリオットの会員プログラム「Marriott Bonvoy」に参加し、国内外の旅行者に快適な滞在を提供します。

「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」は、交通の利便性、京都らしいデザイン、進々堂のレストランを備えたホテルとして2025年8月に開業予定。観光・ビジネスの拠点として期待されています。

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