大阪府は、大阪府咲州庁舎(コスモタワー)の7階~17階までの空き室に入るテナントを公募し、株式会社リコジャパン、株式会社西辻工務店による共同応募を決定事業者として発表しました。今後は2社の100%出資子会社「株式会社さきしまコスモタワーホテル開発を設立、ホテルを運営する計画です。入居面積は同庁舎の7階から17階の全フロアで、合わせて約5000坪、月額賃料は3195万6750円(月坪6300円、税抜)。今回の入居で、同庁舎の稼働率は、約20%増の84%に向上します。
大阪府庁咲洲庁舎の低層階のホテルへのコンバーションが決定。7階〜17階の全フロアに部屋数378室、定員756人規模のホテルが出現!
当初のスケジュールでは2018年02月に工事開始、同年08月に第1期オープン(5期に分けて順次オープン予定)、2020年02月にグランドオープンの予定でしたが開設されたオフィシャルHPによると、第1期オープンが2018年8月→2019年01月に変更、グランドオープンは2020年04月、客室数は若干減り全374室、工期も5期→4期に変更されました。
【公式HP】→さきしまコスモタワーホテル
開業スケジュール
さきしまコスモタワーホテルは全374室。2020年4月のグランドオープンに向けフロア毎に順次オープンする予定です。
2018年10月:予約開始予定
2019年01月:1stOPEN、17F~14F 109室オープン
2019年05月:2ndOPEN、13F、36室オープン
2019年09月:3rdOPEN、12F~10F、108室オープン
2020年04月:GRAND OPEN、9F~7F、121室オープン
客室は35㎡以上のツインルーム主体のゆったり設計
全客室から日本の夜景100選に選ばれた感動的な夜景を眺望できるよう部屋を配置。バスアメニティーには気品あふれる香りが特徴で、半世紀以上も世界中で愛され続ける「ローラアシュレイ」を採用。ベットには全世界で数多くの高級ホテルに採用され、5年連続で全米売上No.1を誇るマットレスブランドの「Serta (サータ)」を採用。各客室にはand factoryのタブレットサービス「tabii」を導入し、無料で動画の閲覧、周辺のオススメ観光地や飲食店などを検索出来ます。

モデレードツイン ジャパニーズスタイルルーム
35.03㎡ / 定員1名~4名 / ベッド122cm×195cm

モデレードツイン ウェスタンスタイルルーム
34.90㎡ / 定員1名~4名 / ベッド122cm×195cm

ユニバーサルルーム
42.19㎡ / 定員1名~2名 / ベッド122cm×195cm
デザイナーズハリウッドツイン (ビューバス) “OSAKAジェニックプロジェクト”
大阪から世界へをコンセプトに大阪出身アーティストによる客室デザインを施した特別な客室も出来ます。浴室からは大阪の夜景を一望できるほか、他のお部屋とは異なるアメニティを用意。また、各階エレベーターホールにはアーティストによるウォールアートを展示しており、作品の前で記念撮影などが楽しめます。

レストランは17階。全ての宿泊プランが朝食付き(予定)
清々しい朝日差し込むレストラン会場では、和洋を中心としたブッフェ形式のご朝食の提供を予定。大阪を一望できる景色を見ながら今日一日のプランを立て素晴らしい日のはじまりとして利用出来る。

大阪都心部でなお不足中の中級グレードの新規ホテル供給が嬉しい誤算

今回公式ページを改めて確認すると、咲州庁舎に入居する「さきしまコスモタワーホテル」はビジネスホテルよりも1ランク上の35㎡以上の客室を中心としたホテルとなっていました。これは現在、大阪都心部で雨後の竹の子の様に建設されている15㎡〜20㎡のビジネスホテルよりも1ランク上の広さで、シティホテルとビジネスホテルの中間ぐらいのグレードを狙ったホテルと言えそうです。咲州庁舎の空きスペースをコンバーションし、同ビルの入居率が向上する事も良いニュースですが、不足しているアッパークラスのホテル供給が嬉しい誤算でした。また、大阪ゆかりのデザイナーを起用した“OSAKAジェニックプロジェクト”の客室は、インスタ映えを狙った客室になりそうで、こちらも楽しみです。



