京橋駅周辺地区が都市再生緊急整備地域に拡大指定!京橋駅・天満橋駅エリアの再開発が加速する!?

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JR西日本と京阪ホールディングスの両者は2017年08月08日付けのニュースリリースで、京橋駅周辺地区のまちづくりに関する連携について発表しました。201782日(水曜日)に京橋駅周辺地区が都市再生緊急整備地域に拡大指定されました。これを受け、京阪ホールディングスJR西日本の2者は、地域整備方針に掲げられているターミナル駅としてふさわしい駅利用者の利便性向上に資する交通結節点としての機能整備に連携して取り組む事になったと発表。同地区における短期・中期・長期のスパンごとの地域の将来像・プランの策定など、将来のまちづくり構想の策定に向け、今後、大阪市とも連携しつつ、関係先と検討を進めたいとしています。


【出典元】
JR西日本>京橋駅周辺地区のまちづくりに関する連携について







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【出典元】
大阪京橋駅・大阪ビジネスパーク駅周辺・天満橋駅周辺地域(PDF)

【緊急整備地域名称】
大阪京橋駅・大阪ビジネスパーク駅周辺・天満橋駅周辺地域

【指定面積】
約68ヘクタール

【都市開発事業】 
1   
KDDI大阪第2ビル
2
(仮称)新MID大阪京橋ビル新築工事 
3   
読売テレビ新社屋建設計画

4 (仮称)京阪京橋駅周辺開発計画 
5 (仮称)イオン京橋開発計画













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今回の発表で注目されるのが、都市開発事業の1〜5の計画の中で新たに判明した計画、  4(仮称)京阪京橋駅周辺開発計画 、(仮称)イオン京橋開発計画です。



4(仮称)京阪京橋駅周辺開発計画は、大阪市都島区東野田町二丁目 1.7haに対する再開発で、 商業、宿泊、駅施設、駐車場等が新たに整備されます。事業者は京阪ホールディングス(株)。駅前北側、1号線近くにある一部の雑居ビルのテナント退去が進んでいる事から「再開発が始まるのでは?」との噂もありましたが、その後現在に至るまで音沙汰がありません。今回の発表に伴い、京阪京橋駅の北側エリアの大規模な再開発が行われる可能性が出てきました。



5(仮称)イオン京橋開発計画は、大阪市都島区片町二丁目にあるイオン京橋店周辺に対する再開発計画です。現在の所事業者、主用途、規模は不明ですが、JRと京阪に囲まれた最高の立地なので、超高層ビルに建てかえらえる可能性が高そうです。出来れば低層部商業施設、中層部オフィス、高層部ホテルといった超高層複合ビルになってほしいです。













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また、このタイミングに合わせるかの様に、長年放置プレイが続き老朽化が著しいJR京橋駅の大規模リニューアル工事も今月8月下旬から始まる事が明らかになりました。















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さらに天満橋駅周辺も都市再生緊急整備地域に指定されました。このエリアも大規模な再開発計画が浮上する可能性が高まりました。OMMビルの建替えなどもあるかもしれません。天満橋エリアは具体的な計画名が未掲載なので続報が待たれる所です。

風雲急を告げる、と言う感じになってきた京橋・天満橋エリア。得に京橋駅周辺は今回の都市再生緊急整備地域の拡大指定をきっかけに、現在近いようで遠い分断されたイメージが強いOBPと駅の一体化を図り、大阪第4ターミナルとしての地位を盤石なモノにして磨き上げて欲しいと思いました。










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大都会の魅力は多様性にあります。綺麗、猥雑、清潔、恐怖、冒険、歴史、文化、グルメ。様々な体験が来訪者の感動を呼び「また来たい」と思わせます。大都会ならではの懐の深さ、奥深さといった所でしょうか。幸い大阪都心部は1200万都市圏(神戸、京都は独自の200万都市圏を持っています)の母都市として機能しており、梅田、心斎橋・難波(いわゆるミナミ)の超巨大繁華街をツートップに据え、天王寺・阿倍野、京橋、新大阪の3大サブターミナルがあります。












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2トップ(梅田、心斎橋・難波)、プラス3(天王寺、京橋、新大阪)
と僕は勝手に呼んでいますが、大阪都心の2トップ、プラス3は、幸いにして、それぞれ個性を持っています。新大阪は国土幹線軸に直結した長距離ターミナル駅を軸にベンチャー、IT企業が集積するビジネスエリア。京橋はOBP+大阪城+京橋駅周辺の雑多な繁華街、天王寺・阿倍野地区は箱物商業施設+天王寺公園+動物園といった具合です。
これらの拠点が、それぞれの個性更に伸ばし発展する事がベストです。都市内でのエリア間競争が都市全体を活性化に向かわせる、新陳代謝を促す。インバウンド需要やIRの流れと捉えつつ、そんな循環が出来れば・・と考えさせられたニュースでした。