白石駅は、札幌駅から2駅目、5.8KMの距離にある函館本線の駅で、同線と千歳線の2路線が乗り入れています。2011年1月30日に橋上駅舎に移行しました。白石駅の橋上駅舎については、ずいぶん前に北海道在住の読者の方より取材リクエストを頂いていたので、今回思い切って取材してみました。
南北自由通路に向かうエスカレータ・階段付近の様子です。広大な吹抜け空間に思わずビックリです。エスカレータと階段の間の壁は赤れんが、階段の奥側の壁面は木目調の素材で構成されています。
南北自由通路の様子です。通路幅も広く、ゆとり十分な空間です。
南北自由通路から改札口付近を見たアングルです。冬期の防寒対策の為でしょうか?改札口前にガラス扉が設置されているのが眼を引きました。
改札口の様子です。自動改札はICカード「KITACA」に対応したバーレスタイプが5通路分、設置されています。
改札内コンコースの様子です。通常は通過する場所だと思いますが、待ち合いベンチが多数設置されているのが、またまた眼を引きました。
ホームの様子です。白石駅は、函館本線と千歳線の2路線が乗り入れる、方向別の島式ホーム2面4線の構成で、南口側から2、3、5、6番線となっています。
ホームから橋上駅舎に向かうエスカレータ、階段共に風除室が設けられており冬期の防寒対策が施されていました。なるほど、ホーム上にベンチが無く、先ほどの改札内コンコースにベンチが設置されてい理由は冬期の防寒対策の為だったんですね。このエスカレータを見て、なんとなく解りました。
白石駅橋上駅舎。黒壁に赤れんがとガラスのカラーリングが斬新で、非常にインパクトのある駅舎だと思います。エントランス付近の広大な吹抜け空間、気候にマッチした駅設備等、JR北海道の今後の駅舎のお手本になりそうな駅だと思いました。
【おまけ】
函館本線と千歳線の2路線が乗り入れる、方向別複々線の為、日中でも次々に電車がやってきます。
731系電車です。JR北海道では初のオールロングシートの本格的な通勤形車両です。731系電車は、従来の北海道仕様の車両にあった客室を仕切るデッキは廃止、これに代わる寒冷対策として、客用扉の上と横から温風を送り込み冷気を遮断するエアカーテン、遠赤外線暖房装置、ボタン開閉式の半自動ドアが装備されました。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
JR北海道の車両には、広大な大地が生む気風が影響するのか、どことなく大陸的な感じ、アメリカ的な感じを私は受けます。
北海道と本州を挟んで反対に位置する九州の、それぞれのJRは、車両も素晴らしいし車内サービスも素晴らしい。
決して恵まれた市場環境とは言えないだけに、増客・増収へ必死に取り組む過程で、素晴らしい車両とサービスが生み出されていったのも似ていますね。
それに比べて、私が住む関東のJR東ときたら・・・
おっと愚痴は止めときましょうかね。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
日中でも次々に電車がやってくるという活気がいいですね。
東京だけでなく、
それぞれの地方が活性化して
それぞれの地方ならではの工夫や特徴があってこそ
四季があり東西南北に長い日本の強み。幅広い技術が強みになります。
個人的には一見変顔にも見える731系の顔も好きかな。
お洒落な九州の電車に対して、自然と闘う逞しさを感じる。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
エアカーテンってどれぐらい効果があるんでしょうね。
大阪ではありえない設備なんで興味があります。