J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は老朽化が進んでいる大丸心斎橋店の本館の建て替え計画概要を発表しました。新たに誕生する本館は、高さ約60m、地下3階・地上11階建てで、売場面積は現在の3.1万㎡から約4.0万㎡に約1.3倍に増床されます。さらに新本館と・北館は、大宝寺通りの上空で接続し、売場が一体化されます。開業は新本館が2019年9月20日開業、新本館と接続する新北館は2021年春の予定です。
大丸心斎橋店は、店舗の大幅刷新により顧客の取り込みや訪日外国人客の増加に応じる計画です。心斎橋のランドマークとして、圧倒的な存在感を放つその外観については、御堂筋側の外壁を保存するとともに新築される高層部はセットバックさせ、保存外壁と景観的調和が図られます。
→大丸心斎橋店本館建替え計画の概要に関するお知らせ(PDF)
→大丸心斎橋店本館建替え計画に関する保存検討委員会の検討結果について
【過去記事】
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.08(外観全景編)
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.08(詳細編)
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.06
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.05
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.04
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.03
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 19.02
→大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.12
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.11
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.10
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.09
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.07
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.06
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.04
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 18.03
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 17.09
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 17.04
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 17.01
→さよなら大丸本館。大丸心斎橋店本館建替え計画の状況 16.07
→大丸心斎橋店本館建替え計画の概要が明らかに!御堂筋側の外壁を保存し北館と一体化
【スペック】
名称:大丸心斎橋店本館建替計画
所在地:大阪市中央区心斎橋1丁目1番ほか20筆
住居表示:大阪市中央区心斎橋1丁目1-7-1
階数:地上11階、塔屋3階、地下2階
高さ:59.97m(申請以外82.5m※北館)
構造:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :
主用途:百貨店
総戸数:——
敷地面積:10,755.72㎡※全体
建築面積:5,530.00㎡(申請以外4,190.15㎡※北館)全体:9,720.15㎡
延床面積:66,122.79㎡(申請以外58,477.47㎡※北館)全体:124,600.26㎡
建築主:大丸松坂屋百貨店
設計者:竹中工務店
施工者:竹中工務店
着工:2017年01月
竣工:2019年08月(予定)
2019年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年8月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
北西側から見た様子です。赤色の固定テントが取り付けられ、さらに元の姿に近づきました!!
北館との接続部分の様子です。
御堂筋側の様子です。赤色のテントのインパクトは相当なモノです。足りなかった何か?が満たされた感じがします。
正面玄関の様子です。
反対側から見た様子です。保存された外観を見ると「建替え」と言うより大規模リノベーションを受けた様な印象です。中身は最新の設備を備えた新築ビルなので、不思議な感覚です。
南側の搬入口付近の様子です。こちら側の壁面はかなり割り切った感じがしますが、もしかすると将来の南館との接続を見据えている??のかもしれませんね。
心斎橋筋側から見た様子です。
ピーコックのレリーフが帰ってきました。
心斎橋筋側のファザードの様子です。有るべきモノが帰ってきた、そんな感じがします。
Osaka Metro心斎橋駅に繋がるエスカレーターの様子です。上下方向が設置されているので便利になりそうです。
北東側から見た様子です。
北館との接続部分の様子です。
最後は心斎橋筋側から見た北館と本館の並びです。
先週末から外壁の本格的ライトアップが始まっています。ロングさんが撮られている出口部分シェイクシャックの内装が終わり、内部が見えます。
大丸オープンは御招待客は19日10:00から一般客は20日13:00からになります。そのため心斎橋駅5,6出口とホームC階段(エスカレーターの所)が急遽19日始発から解放されます。お時間があれば撮影どうぞ
大丸心斎橋店本館が9月20日開業ですね。
御堂筋のランドマークにふさわしい重厚な近代建築の建物の外観が保存され、しかも洒落た赤色のオーニングと御堂筋のイチョウ並木がうまく調和して素敵です。