阪堺電気軌道上町線移設工事（阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画）は、阿倍野再開に伴いあべの筋の近鉄百貨店前（近鉄前交差点）からあべのベルタ前の阪神高速付近（阿倍野交差点）までの区間の幅員を現在の24mから40mに拡幅する道路改良工事です。また、尼崎平野線の近鉄前交差点～旭町1丁目付近（大阪市立大学医学部付属病院西詰）までの区間の各幅工事も進んでいます。
【過去記事】
→阪堺電気軌道上町線移設工事（阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画）の状況 16.01
→阪堺電気軌道上町線移設工事（阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画）の状況 15.11
→阪堺電気軌道上町線移設工事（阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画）の状況 15.10
→阪堺電気軌道上町線移設工事（阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画）の状況 15.09
→阪堺電気軌道上町線移設工事（阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画）の状況 15.07
→阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画 15.03
→阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画 15.01
→阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画 14.10
→阿倍野筋拡幅工事計画 14.08
→阿倍野筋拡幅工事計画 14.07
→阿倍野筋拡幅工事計画 14.06
→阿倍野筋拡幅工事計画 14.05
→阿倍野筋拡幅工事計画 14.04
→阿倍野筋拡幅工事計画 14.01
→阿倍野筋拡幅工事計画 13.07
→阿倍野筋拡幅工事計画 13.04
■追跡取材リスト
※路面電車の軌道敷の緑化とセンターポール化についてはこちらの記事を参考にしてください。
→路面電車の軌道敷緑化とセンターポール化
【工事概要】
・工事名：都市計画道路長柄堺線拡幅整備に伴う 阪堺電気軌道上町線移設工事
・工事区域：阿倍野区阿倍野筋１丁目地内～阿倍野筋4丁目地内
・工事期間
自：2015年07月下旬 予定）
至：2017年12月下旬（予定）
・工 事 時 間
昼間： 午前 ９：００ ～ 午後 ５：００ （予定）
夜間： 午後 １０：００ ～ 午前 ６：００ （予定）
（日・祝日は、原則、休工）
・発注者：阪堺電気軌道株式会社
・施工者
土木・建築工事：南海辰村建設・奥村組共同企業体
線路設備工事：南海辰村建設株式会社
工事区間の配置図です。北側は阿倍野歩道橋から阿倍野交差点を超えたあたりまでとなっています。交差点部分はコンクリート製の軌道敷、専用軌道部は芝生による緑化が行われます。
工事区間の断面図です。阪堺電車の線路が西側に移設され、架線柱のセンターポール化も行われます。
現地の様子です。前回の撮影が2016年1月だったので約2ヶ月振りの取材です。
この2ヶ月間で工事がかなり進んでおり驚きました。軌道敷の敷設が終わり、一部にはレールが敷かれています。こちらの写真は工区の北端付近、駅部の様子です。
地下街に繋がる階段も姿を表しました。
交差点付近の様子です。すでにレールが敷設されています。
さらに！注目される軌道敷の芝生化が始まっていました！大阪にもついに緑化軌道が登場しました。
こちらは緑化前の軌道敷の様子です。PC枕木＋バラスト軌道の上に緑化ユニット？が設置される様です。
テクテクあるいて、工区南端付近まで来ました。こちらはあべのベルタ前付近の様子です。
天王寺駅側に半分位もどって、北側を見通した様子です。線路が敷かれた事で一気に工事が進んだ気分になりました。
注目の緑化軌道の様子です。確かに天然芝が敷かれています。スプリンクラーなどの散水施設が見当たらないので、今後の生育状況も気になります。なにか仕掛けがあるのでしょうか・・・。
ついに新しいレールの敷設が始まった阿倍野筋。今回の取材では完成後の姿を想像する事が出来たので、本当によかったです。阿倍野筋はこのエリアのメインストリートとして、とてもシンボリックな通りになる予感がしてきました！
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大きな変化として、新設軌道部にこげ茶色の太いセンターポール（架線柱）が出現してましたよ！
あとここではないですが、今年１月末に廃止された「住吉公園駅」は、駅ホームと軌道および架線の撤去作業がほぼ完了近くまで進んでいました。
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阿倍野電停が仮設ホームに。新設された南行の軌道上に仮設されていました。
http://www.hankai.co.jp/_wp/wp-content/uploads/2016/03/415ad65ec8700291fe8e02e57af13616.pdf
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http://abeno.keizai.biz/headline/2098/
❝あべのハルカス近鉄本店（ウイング館）に「エディオン」 百貨店に家電量販店❞
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http://www.kintetsu-bus.co.jp/sys/dat/pdf/to_img0_20160329112919.pdf
❝近鉄バス バスロケーションシステムの実証実験を開始❞
～バスの運行状況を「見える化」してバス利用者の利便性を向上～
⒈ 実証実験期間・・・２０１６年４月１日～６月３０日
⒉ 対象路線 ・・・循環路線バス「あべの・上本町循環バス」
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http://abeno.keizai.biz/headline/2088/（あべの経済新聞）
❝阪堺電車の現役最古「モ１６１号車」が運行 沿道に鉄道ファン❞
昭和４０年頃の姿に復刻されたこの車両は、普段は貸し切り専用ですが、２７日から１週間限定で通常運行されています。
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ＬＲＴではありませんが路面電車の緑化軌道と超高層ビルが同一の場所に。
欧米では普通に成りつつある２１世紀の光景がようやく日本の大都市にもできましたね。
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こんなのができてたんですね。
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160320/20160320036.html
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線路が敷設されましたよ、とお便り申し上げようと思ったところでのタイムリーな記事ありがとうございます。
ところでこちらも質問させていただこうと思ったことですが、阿倍野電停から阿倍野筋４丁目交差点付近の工事の進め方の予想です。
ベルタ北端の交差点付近から、東側歩道が西よりに曲がっていて、４丁目交差点付近ではかなり道路幅が狭くなっています。
それに伴って軌道も少し曲がっているのですが、ちょうど阿倍野電停の南行新駅と、北行軌道が重なるところとなります。
工事中の新しい南行軌道は、北行阿倍野電停付近まで敷設されていますが、ちょうどこのあたりで重なることとなります。
その昔、ＪＲ東西線開業全日に、終電後一気に線路を切り替えた事例がありますが、今回は重なる部分が多くなり、終電後一気に移動できるか、にとても興味があります。
また阿倍野電停東側部分にはまだ電器店が営業しておられます。その横は空き地となっていて、予想図でもこの部分が歩道となっています。
ここがどうなるか、も見ものです。
４丁目交差点付近では、懸案であった電柱の撤去も上手くこなしていましたが、どのように予想されるか？もしよければお聞かせください。