奈良市・大宮通り新ホテル・交流拠点事業は、同市の中心部に位置する県有地(県営プール跡地及び奈良警察跡地)を利活用し、奈良での滞在型観光・人々の交流を促進する新たな拠点を創出するため、国内初進出となる国際級ホテル「JWマリオットホテル」の誘致・NHK奈良放送会館の移転と併せて、コンベンション施設をはじめとする交流拠点の整備を行う大規模な再開発事業です。その内、交流拠点事業は、2千人程度が収容できるコンベンション施設、屋外多目的広場、飲食・物販施設、バスターミナル、大型駐車場からなる複合施設となります。正式名称はシンプルに「奈良県コンベンションセンター」に決まりました。
【過去記事】
→奈良県コンベンションセンター、奈良市・大宮通り新ホテル・交流拠点事業整備事業の状況 19.08
→奈良県コンベンションセンター、奈良市・大宮通り新ホテル・交流拠点事業整備事業の状況 19.04
→奈良県コンベンションセンター、奈良市・大宮通り新ホテル・交流拠点事業整備事業の状況 19.02
→奈良市・大宮通り新ホテル・交流拠点事業整備事業の状況 17.12
【スペック】
名称:大宮通り新ホテル・交流拠点事業 コンベンション施設等整備事業
所在地:奈良市三条大路1丁目662番1、668番、680番3、691番1、691番9の一部、691番15
階数:地上2階、地下2階
高さ:20.12m
構造:S造
杭・基礎 :
主用途:集会所・劇場・物販店舗・渡り廊下・バス待合所・バス停留所の上屋・駐車場ゲート上屋
総戸数:
敷地面積:17,555.33㎡ ※開発総面積:24,385.90㎡
建築面積:12,041.11㎡
延床面積:35,128.95㎡(容積対象面積9,546.67㎡)
建築主:PFI奈良賑わいと交流拠点株式会社
設計者:株式會社オオバ
施工者:大林組
着工:2017年07月
竣工:2020年03月(予定)
奈良らしさを体現する、歴史を未来につなぐ景観計画
出典:大宮通り新ホテル・交流拠点事業>コンセプト(PDF)
(1) 天平建築をデザインモチーフとした形態・ 軒の水平線を強調したスカイライン
・ 東大寺正倉院(校倉造り)を想起させる外壁
・ 寺社の回廊を想起させる列柱(丸柱)
(2) 奈良らしさを代表する素材・色等の使用
・ 奈良県産材の木材
・ 鉄骨と集成材のハイブリット格子梁
・ 天平文化の色彩を新たなイメージで表現
(3) 各機能をつなぐランドスケープ計画
・ 敷地を物理的につなぐ「天平の大路」
・ 敷地を視覚的につなぐ「万葉の丘」
・ 在来種を中心とした緑の景観軸を構築
屋外多目的広場《天平広場》
大会議場[最大2,000人収容]
屋内多目的広場《劇場》(観光振興施設2階)
2019年12月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年8月だったので、約4ヶ月振りの取材です。外観はほぼ完成状態になりました!東大寺正倉院(校倉造り)を想起させる外壁デザインがカッコイイです。
隣接するJWマリオットホテル奈良との間はこんな感じです。
南東側から見た様子です。
屋外多目的広場《天平広場》の様子です。
着々と工事が進む奈良県コンベンションセンター。奈良市では毎年30〜40件の国際会議が行われていますが、最高級JWマリオットホテルと、新コンベンションセンターの整備により、一層の誘致に弾みが付きそうです。
あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。