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バンヤンツリー・東山 京都(Banyan Tree)(仮称)京都りょうぜんホテル新築工事の最新状況 24.02【2024年開業】

バンヤンツリー・東山 京都は京都市東山区にあった「ホテルりょうぜん」跡地に計画されているラグジュアリーホテルです。客室数は60室、レストラン、バー、ライブラリー、温泉、ジム、数々の受賞歴を誇るバンヤンツリー・スパの開発を予定しています。マスターアーキテクトは建築家の隈研吾氏が担当。京都市中心部で初めて、且つ唯一のラグジュアリー 温泉ホテルとなります。

また、ウェルス・マネジメントグループは、2021年04月12日付けのニュースリリースで同社のホテル開発事業の最新の進捗を発表しました。それによると、同社グループが京都で開発を進めている「京都東山バンヤンツリー(Banyan Tree)」「京都東山シックスセンシズ(SIX SENSES)」の2施設の開業時期が近隣や行政との協議に時間を要している事から当初の見込みよりも遅れ、2024年となるとの事です。

※以前の呼称は「京都東山バンヤンツリー」でしたが、2022年3月末のニュースリリースから「バンヤンツリー・東山 京都」に変更になりました  

【出展元】 →ウェルス・マネジメント>ホテル開発事業の進捗について


 

2022年3月31日着工!


能舞台を望むレストラン・テラスイメージ

ウェルス・マネジメントグループは2022年3月31日付けのニュースリリースで、ウェルス・マネジメントグループがサムティと共同出資、開発するホテルプロジェクト「バンヤンツリー・東山 京都」を同日着工したと発表しました!

新ホテルは、清水寺や高台寺など京都東山の観光集積エリアに位置しながら、京都市内を一望できる高台に佇むラグジュアリーなアーバンリゾートで、天然温泉の源泉を有し、祇園・東山地区のインターナショナルブランドホテルとしては初めて、温泉付きの客室も完備します。さらに、大きな特徴として京都市内のホテルで唯一となる能舞台を建設予定との事です。

【出展元】
2024年春開業予定「バンヤンツリー・東山 京都」着工のお知らせ


 


ロビー・ラウンジイメージ

「バンヤンツリー・東山 京都」のデザイン監修を手掛けるのは、世界的な建築家隈研吾氏が率いる隈研吾建築都市設計事務所。さらに、世界有数のラグジュアリーホテルを手掛けるDWP Internationalをインテリアデザイナーに迎え、バンヤンツリーブランドの唯一無二の世界観と京都の歴史や文化を空間デザインの各所で表現するとしています。

 

バンヤンツリーとは


出展:ホテル バンヤン ツリー プーケット

バンヤンツリーはシンガポールに拠点を置く、プレミアム・リゾート、ホテル、レジデンス、スパを展開する国際的な運営・開発会社です。1994年にタイのプーケット島にバンヤンツリー・プーケットを開業させ、その後順調にホテルを増やしており、同社グループは 2020年11月現在、49 軒 のホテル&リゾート、63 軒のスパ、75 軒のリテール・ギャラリーと 3 つのゴルフコースを 23 ヶ国で展開しています。

基本事業は 4 つのブランドを中心としおり、バンヤンツリーとアンサナ、新たに 加わったカッシーアとダーワを展開しています。バンヤンツリーは、子会社である Laguna Resorts & Hotels Public Company Limited を介し、タイを代表する総合リゾート施設「ラグーナ・プーケット」も運営しています。

バンヤンツリーの信条は、心身と精神の調和の場所―五感の聖域―を提供すること。その土地の特徴を利用者が楽しめるように造られたバンヤンツリーの各リゾートは、その土地の景観や建築様式をたくみに取り入れ、周囲をとりまく自然に融合したデザインを構築しています。

 

京都市東山区の「ホテルりょうぜん」を再開発


計画名称 (仮称)京都りょうぜんホテル新築工事
所在地 京都市東山区清閑寺霊山町7番、7番2
交通
階数 地上4階・地下1階
高さ 9.95m
構造 鉄筋コンクリート造
杭・基礎
主用途 ホテル
客室数 52室
敷地面積 5689.2㎡
建築面積 1738.20㎡    →1742.98㎡
延床面積 7156.31㎡  →7168.63㎡
容積対象面積 6829.23㎡  →6841.55㎡
建築主 株式会社 美松  合同会社 りょうぜん
設計者 東洋設計事務所
施工者 清水建設
着工 2021年08月末(予定) →2022年3月末(予定)
竣工 2023年10月(予定)        →2024年1月末(予定)
備考 2019年10月末で営業終了した「ホテルりょうぜん」の再開発で、シンガポールに拠点を置く「バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツ」が日本初進出する。新ホテルの客室数は52室で、マスターアーキテクトは建築家 隈研吾氏が担当。スペシャリティ・レストラン、 バー、ライブラリー、温泉、ジム、数々の受賞歴を誇るバンヤンツリー・スパの開発を予定。京都市中心部で初めて、且つ唯一のラグジュアリー 温泉ホテルとなる。

 

2024年2月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年7月だったので、約7ヶ月ぶりの撮影です。


南西側から見た様子です。石垣の上に大きな窓ガラスを持つ和風の建物が姿を現しました!!


正面からみた内部の様子です。内部に車寄せが設けられます。


北西から見た様子です。隈研吾氏らしい、木組みを多様したデザインとなっています。


ガラス窓はこんな感じ。ラグジュアリーホテルホテルらしい、大きなものです。


最後は敷地の山側に設けられる能舞台の様子です。

2023年7月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約8ヶ月振りの取材です。

 


メインエントランス付近の様子です。久しぶりに現地を取材すると躯体が地上に姿を現しており、かなり工事が進んでいました!

 


仮囲いの隙間から見たホテル正面の様子です。2機のタワークレーンが稼働しています。



最後は北西側から見た様子です。バンヤンツリー・東山 京都は駅から離れている事に加え、強烈な上り坂の上にあるので取材する難易度が高めです。しかし、今回は大きな変化が見られたので息を切らして取材した甲斐がありました。

 

2022年11月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年10月だったので、約7ヶ月振りの取材です。

 


南西側から見た様子です。前回に比べると工事がかな本格化していました。

 



さらにタワークレーン1機が姿を現しました!かなりの高台のこの場所でタワークレーンが可動している姿を見て少し感動しました。

 


北西側から見た様子です。

 


撮影ポイントを変えて北側から見た様子です。大規模な掘削工事が行われており驚きました。

 


敷地東側の様子です。

 


敷地西側の様子です。

 


アップで見た様子です。地下躯体の構築が進んでいました。

 



最後は北側から見たタワークレーンの様子です。久しぶりに取材した「バンヤンツリー・東山 京都」ですが、オープンに向けて着々と工事が進んでいました!

 

2022年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2021年10月だったので、約6ヶ月振りの取材です。

 

 



ウェルス・マネジメントグループは2022年3月31日に「バンヤンツリー・東山 京都」を着工したと発表し、ついにプロジェクトが動き出しました。

 

 



敷地外からハイアングルで見た内部の様子です。はやくも既存建物が解体されており、ほぼ更地になっていました。メチャクチャ早いですね!

 

 


北側から見た様子です。取材時には敷地北側で山留め工事、南側で既存建物の解体工事が行われていました。

 

 


少し撮影ポイントを変えて見た様子です。

 

 


既存建物の解体工事の様子です。解体ガラなどが見て取れます。

 

 



ついに工事が始まったバンヤンツリー・東山 京都。祇園・東山地区のインターナショナルブランドホテルとしては初めて、温泉付きの客室も完備し、京都市内のホテルで唯一となる能舞台を設けるなど、これから注目度が上がって行くホテルになりそうです。

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2 COMMENTS

匿名

20年以上前、バンコクで見たバンヤンツリーホテルは180mくらいある超高層ビルなのに、厚みがほとんどない薄っぺらな建物で「日本じゃ絶対無理なスタイルだな!」と強く思ったことを思い出しました(笑)。

アリー my dear

先日はタイのラグジュアリーホテルである『デュシタニ』の京都進出のニュースがありましたけれど、それに続くビッグニュースですね(⌒▽⌒)

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