近鉄の主要駅のうち4駅(大阪難波駅・近鉄奈良駅・近鉄名古屋駅・五十鈴川駅)で、2020年2月末から「AIさくらさん」の実証実験が行われていますが、大阪難波駅にウィズコロナ対応『非接触AIさくらさん』が新たに登場しました!
「AIさくらさん」は、ティファナ・ドットコムが開発した「業務サポートAI」です。近鉄の実証実験では、接客型のAIが使われており、横型サイネージとATM型サイネージを設置して、利用者に駅構内・駅周辺、乗り換え情報のほか、観光スポットやおすすめのお土産などを、話しかけるだけで案内してくれます。詳しくは下の記事↓↓をご参照下さい。
新型コロナウイルスの流行で、外出先でドアノブや手すり、エレベーターのボタンなどを触ることに抵抗感を抱く人が増えていますが、非接触型のAIさくらさんは、音声とジェスチャーのみで操作が可能です。画面に一切触れることなく操作ができるので、ウィズコロナでも安心して利用する事ができます。
「非接触希望搭載」のPOPが取り付けられていました。
操作感はどんな感じでしょうか・・・。早速試してみました。
おお!確かにボタンのアイコンに指を近づけるだけで反応するではありませんか!しかも結構反応が良い。
非接触機能は、モニタ画面の上部に取り付けられたセンサーによって実現しています。画面から筐体の外側までは約5cmほどの厚みがありますが、これは誤って画面を触らない様にする為に設けられています。この厚みが薄すぎるとほとんどの人がそのままタッチしてしまいます。また厚過ぎると操作感がイマイチになります。この5cmの距離感はエアタッチセンサーの大切なノウハウの1つです。
音声認識用のマイクです。
『非接触AIさくらさん』の筐体はこんな感じです。従来型はプロトタイプ感が強かったですが、こちはらいきなり実用的なモノになりました。一気にこなれた感じがします。
おそらくPCを収納してるBOXだと思います。有線LAN配線がなく電源だけなのでサイネージモニタ背面のIoT端末がWifi(もしくはモバイル通信)でネットと繋がっていると思います。
筐体背面に内蔵されているIoTモジュールです。
設置場所は御堂筋線との乗り換え口に近い、大阪難波駅で一番人通りが多い場所です。
『非接触AIさくらさん』ですが、いきなり設置されていて驚きました。おそらくプレスリリースは出されていませんが、近日中に公式からアナウンスがあると思います。